家庭の電気代、みんな何をして節約している?対策ランキングと効果
電気代を下げるために、家で何をした? それは効果があった?
猛暑が続き、エアコンをつけるたびに電気代が気になる季節。設定温度を上げる、扇風機を併用する、コンセントを抜く。多くの家庭が何かしらの対策をしていますが、その手間は本当に請求額に反映されているのでしょうか。
株式会社AZWAY(本社:東京都新宿区、代表取締役:井口 梓美)は、ご家庭の電気代を把握している男女293人を対象に、「電気代・節電対策」に関するアンケート調査を実施しました。(イエベース)
調査の結果、何らかの節約対策をしている人は94.2%。実施した対策の1位は「エアコンの設定温度を見直した」54.6%でした。
一方、その効果を聞くと「ほとんど変わらなかった」が38.6%で最多。半数以上の52.9%が「無理をしている」と感じており、我慢の量と成果が釣り合っていない実態が浮かびました。
調査概要
- 調査概要
- 電気代・節電対策に関するアンケート
- 調査対象
- ご家庭の電気代をおおよそ把握している男女
- 調査期間
- 2026年8月4日〜8月18日
- 回答者数
- 293人
割合は小数第1位を四捨五入して表示しているため、合計が100.0%にならない場合があります。
複数回答の設問は、合計が100%になりません。
クロス集計で回答者数が少ない区分(n=20未満)は参考値です。
年代
| 区分 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 20代 | 59人 | — |
| 30代 | 94人 | — |
| 40代 | 84人 | — |
| 50代 | 37人 | — |
| 60代 | 14人 | — |
| 70代 | 5人 | — |
世帯構成
| 区分 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 夫婦・パートナー+子ども | 117人 | — |
| 一人暮らし | 58人 | — |
| 夫婦・パートナーのみ | 57人 | — |
| 親と同居 | 50人 | — |
| その他 | 11人 | — |
住居タイプ
| 区分 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 賃貸(集合住宅) | 128人 | — |
| 持ち家(戸建て) | 119人 | — |
| 持ち家(集合住宅) | 28人 | — |
| 賃貸(戸建て) | 17人 | — |
| その他 | 1人 | — |
本調査はこの記事のために実施した単独の調査です。サイト全体で公表している運営規模の集計とは別の母集団で、合算して読むことはできません。
調査結果サマリー
78.2%
電気代の負担が増えたと感じる人は78.2%、直近の夏の電気代は「1万〜1万5千円未満」33.8%が最多
54.6%
実施した節約対策の1位は「エアコンの設定温度を見直した」54.6%、上位は工夫と我慢で占められた
対策別では設備・契約の見直しが上位、「待機電力を減らした」は最下位
19.2%
工夫・我慢だけの人は1千円以上の減額19.2%、設備・契約に手をつけた人は48.6%
52.9%
「無理をしている」は52.9%、今後は「電力会社・プランの見直し」36.5%が最多
調査結果の詳細
【結果1】ここ1〜2年で、電気代の負担はどう変わった?
- やや負担が増えた52.6%(154人)
- かなり負担が増えた25.6%(75人)
- あまり変わらない15.7%(46人)
- 負担は減った6.1%(18人)
グラフの数値をテキストで確認する
- やや負担が増えた:52.6%(154人)
- かなり負担が増えた:25.6%(75人)
- あまり変わらない:15.7%(46人)
- 負担は減った:6.1%(18人)
まず、ここ1〜2年の電気代の負担感を聞きました(n=293)。
「かなり」「やや」を合わせて78.2%が負担増を実感しています。
また、直近の夏(冷房を使う時期)の1か月の電気代は以下の通りです(n=293)。
- 1万〜1万5千円未満33.8%(99人)
- 5千〜1万円未満27.6%(81人)
- 1万5千〜2万円未満18.1%(53人)
- 2万〜2万5千円未満9.2%(27人)
- 5千円未満8.5%(25人)
- 3万円以上1.7%(5人)
- 2万5千〜3万円未満1.0%(3人)
グラフの数値をテキストで確認する
- 1万〜1万5千円未満:33.8%(99人)
- 5千〜1万円未満:27.6%(81人)
- 1万5千〜2万円未満:18.1%(53人)
- 2万〜2万5千円未満:9.2%(27人)
- 5千円未満:8.5%(25人)
- 3万円以上:1.7%(5人)
- 2万5千〜3万円未満:1.0%(3人)
最多は「1万〜1万5千円未満」33.8%。2万円以上かかっている人は11.9%でした。
【結果2】電気代高騰を受けて、家でどんな節約対策をした?
- エアコンの設定温度を見直した54.6%(160人)
- サーキュレーター・扇風機を併用した41.0%(120人)
- エアコンの使用時間・部屋数を減らした33.4%(98人)
- カーテン・すだれ等で日差しを遮った27.3%(80人)
- 家族が同じ部屋で過ごすようにした22.2%(65人)
- 待機電力を減らした(コンセントを抜く等)19.1%(56人)
- 入浴・給湯の使い方を見直した15.7%(46人)
- 照明をLEDに替えた10.9%(32人)
- 電力会社・料金プランを見直した7.5%(22人)
- 特に何もしていない5.8%(17人)
- 冷蔵庫の設定・使い方を見直した5.5%(16人)
- 太陽光発電・蓄電池を導入した5.1%(15人)
- 古い家電を省エネ家電に買い替えた5.1%(15人)
- その他(自由記述)2.4%(7人)
グラフの数値をテキストで確認する
- エアコンの設定温度を見直した:54.6%(160人)
- サーキュレーター・扇風機を併用した:41.0%(120人)
- エアコンの使用時間・部屋数を減らした:33.4%(98人)
- カーテン・すだれ等で日差しを遮った:27.3%(80人)
- 家族が同じ部屋で過ごすようにした:22.2%(65人)
- 待機電力を減らした(コンセントを抜く等):19.1%(56人)
- 入浴・給湯の使い方を見直した:15.7%(46人)
- 照明をLEDに替えた:10.9%(32人)
- 電力会社・料金プランを見直した:7.5%(22人)
- 特に何もしていない:5.8%(17人)
- 冷蔵庫の設定・使い方を見直した:5.5%(16人)
- 太陽光発電・蓄電池を導入した:5.1%(15人)
- 古い家電を省エネ家電に買い替えた:5.1%(15人)
- その他(自由記述):2.4%(7人)
実際に家で実施した節約対策を聞きました(n=293、複数回答)。
1位は「エアコンの設定温度を見直した」54.6%、2位「サーキュレーター・扇風機を併用した」41.0%、3位「エアコンの使用時間・部屋数を減らした」33.4%。上位は、今ある環境の中で工夫したり我慢したりする対策で占められました。
一方、「電力会社・料金プランを見直した」7.5%、「古い家電を省エネ家電に買い替えた」5.1%、「太陽光発電・蓄電池を導入した」5.1%と、設備や契約そのものに手をつけた人は1割未満。
「特に何もしていない」は5.8%で、94.2%が何かしらの対策をしています。
「その他」の自由記述では、窓ガラスへの遮熱コーティングの施工、スポットクーラーと内窓の設置、エアコンを切らずにつけっぱなしにして室温を一定に保つ方法、涼しい時間帯は網戸で風を通す工夫などが挙がりました。
【結果3】その対策で、電気代はどのくらい変わった?
- ほとんど変わらなかった38.6%(113人)
- 1千円未満だが安くなった30.7%(90人)
- 1千〜3千円ほど安くなった18.1%(53人)
- 3千円以上安くなった7.2%(21人)
- 特に対策をしていない5.1%(15人)
- むしろ高くなった0.3%(1人)
グラフの数値をテキストで確認する
- ほとんど変わらなかった:38.6%(113人)
- 1千円未満だが安くなった:30.7%(90人)
- 1千〜3千円ほど安くなった:18.1%(53人)
- 3千円以上安くなった:7.2%(21人)
- 特に対策をしていない:5.1%(15人)
- むしろ高くなった:0.3%(1人)
節約対策によって月の電気代がどの程度変わったかを聞きました(n=293)。
最多は「ほとんど変わらなかった」38.6%。1千円以上安くなった人は25.3%にとどまり、「1千円未満だが安くなった」を含めても、多くの人にとって成果は月1千円未満の範囲でした。
一方、節約対策によって生活の快適さや健康面で「無理をしている」と感じるかを聞くと、以下の結果になりました(n=293)。
- 少しある45.7%(134人)
- ほとんどない41.3%(121人)
- かなりある7.2%(21人)
- まったくない5.8%(17人)
グラフの数値をテキストで確認する
- 少しある:45.7%(134人)
- ほとんどない:41.3%(121人)
- かなりある:7.2%(21人)
- まったくない:5.8%(17人)
「かなりある」「少しある」を合わせて52.9%。半数以上が無理を感じているのに、請求額はほとんど動いていないことになります。
【結果4】どの対策が、実際に効いた?
そこで、実施した対策ごとに「電気代がいくら安くなったか」を集計しました。効果の大きい順に並べると以下の通りです(各対策の実施者内での割合)。
太陽光発電・蓄電池を導入した(n=15)
1千円以上安くなった86.7%/何らかの減額があった86.7%
古い家電を省エネ家電に買い替えた(n=15)
1千円以上安くなった60.0%/何らかの減額があった93.3%
電力会社・料金プランを見直した(n=22)
1千円以上安くなった45.5%/何らかの減額があった77.3%
その他(自由記述)(n=7)
1千円以上安くなった42.9%/何らかの減額があった85.7%
照明をLEDに替えた(n=32)
1千円以上安くなった37.5%/何らかの減額があった68.8%
カーテン・すだれ等で日差しを遮った(n=80)
1千円以上安くなった28.7%/何らかの減額があった63.7%
エアコンの使用時間・部屋数を減らした(n=98)
1千円以上安くなった28.6%/何らかの減額があった71.4%
入浴・給湯の使い方を見直した(n=46)
1千円以上安くなった28.3%/何らかの減額があった63.0%
家族が同じ部屋で過ごすようにした(n=65)
1千円以上安くなった27.7%/何らかの減額があった60.0%
エアコンの設定温度を見直した(n=160)
1千円以上安くなった26.9%/何らかの減額があった62.5%
サーキュレーター・扇風機を併用した(n=120)
1千円以上安くなった26.7%/何らかの減額があった60.8%
冷蔵庫の設定・使い方を見直した(n=16)
1千円以上安くなった25.0%/何らかの減額があった62.5%
待機電力を減らした(コンセントを抜く等)(n=56)
1千円以上安くなった17.9%/何らかの減額があった55.4%
上位3つは「太陽光発電・蓄電池の導入」「省エネ家電への買い替え」「電力会社・料金プランの見直し」で、いずれも設備や契約そのものを変える対策でした。
一方、実施率1位の「エアコンの設定温度を見直した」で1千円以上安くなった人は26.9%、最下位の「待機電力を減らした」は17.9%にとどまります。
対策を「工夫・我慢系」(設定温度、使用時間、日差し、待機電力など)と「設備・契約系」(太陽光、省エネ家電、LED、料金プラン)に分けて比べると、その差はさらに明確です。
工夫・我慢系のみを実施した人(n=203)
1千円以上安くなった:19.2% ほとんど変わらなかった:45.8% 無理をしていると感じる:58.6%
設備・契約系を実施した人(n=72)
1千円以上安くなった:48.6% ほとんど変わらなかった:22.2% 無理をしていると感じる:44.4%
設備や契約に手をつけた人は、金額が動いた割合が2.5倍で、なおかつ我慢の実感は少ない。
逆に、日々の工夫と我慢だけで乗り切ろうとしている人ほど、無理をしている割にお金が浮いていないという結果でした。
【結果5】十分に対策できない理由と、これから検討したいこと
- 我慢するのが健康面で心配25.9%(76人)
- 何をすればよいか分からない16.7%(49人)
- 対策は十分にできていると思う15.4%(45人)
- 賃貸のため設備を変えられない10.9%(32人)
- 家族の協力が得られない8.5%(25人)
- 手間がかかる・面倒8.5%(25人)
- 効果があるとは思えない6.5%(19人)
- 初期費用をかけられない4.8%(14人)
- その他2.7%(8人)
グラフの数値をテキストで確認する
- 我慢するのが健康面で心配:25.9%(76人)
- 何をすればよいか分からない:16.7%(49人)
- 対策は十分にできていると思う:15.4%(45人)
- 賃貸のため設備を変えられない:10.9%(32人)
- 家族の協力が得られない:8.5%(25人)
- 手間がかかる・面倒:8.5%(25人)
- 効果があるとは思えない:6.5%(19人)
- 初期費用をかけられない:4.8%(14人)
- その他:2.7%(8人)
対策をしていない、または十分にできていない理由を聞きました(n=293)。
1位は「我慢するのが健康面で心配」25.9%。猛暑下では節電と熱中症リスクが直結するため、これ以上減らせないという事情がうかがえます。
「その他」では、在宅勤務で削れない電気代がある、ペットのために室温を保つ必要がある、楽器のために冷房が欠かせない、といった声が寄せられました。
最後に、今後さらに電気代が上がった場合に検討したいことを聞きました(n=293、複数回答)。
- 電力会社・プランのさらなる見直し36.5%(107人)
- 生活時間の見直し(早寝早起き等)30.4%(89人)
- 省エネ家電への買い替え23.9%(70人)
- 何もしない(電気代は上がっても仕方ない)22.2%(65人)
- 太陽光発電・蓄電池の導入・断熱リフォーム8.2%(24人)
- 内窓の設置6.5%(19人)
- その他(自由記述)3.8%(11人)
グラフの数値をテキストで確認する
- 電力会社・プランのさらなる見直し:36.5%(107人)
- 生活時間の見直し(早寝早起き等):30.4%(89人)
- 省エネ家電への買い替え:23.9%(70人)
- 何もしない(電気代は上がっても仕方ない):22.2%(65人)
- 太陽光発電・蓄電池の導入・断熱リフォーム:8.2%(24人)
- 内窓の設置:6.5%(19人)
- その他(自由記述):3.8%(11人)
1位は「電力会社・プランのさらなる見直し」36.5%。現在の実施率が7.5%であることを踏まえると、効果が出やすい対策に関心が向き始めていると言えます。
一方で「何もしない(電気代は上がっても仕方ない)」も22.2%あり、対策の余地を感じていない人も一定数いました。
「その他」では、遮熱フィルムの検討、太陽光・蓄電池を備えた住まいへの引っ越し予定といった前向きな声のほか、「これ以上節約する術がない」「賃貸なのでリフォームは無理」「電気代のためにダブルワークを考える」といった、限界を訴える声も見られました。
【体験談】「コンセントを抜き続けたが、電気代は変わらなかった」
自由記述では、試した対策の成否について具体的なエピソードが多数寄せられました(一部抜粋・原文の趣旨を保ち要約)。
「こまめに抜き差しした結果、コンセントが劣化しただけだった」(40代・持ち家戸建て)
待機電力の削減が節電になると聞いて実践したものの、電気代はほとんど変わらず。何度も抜き差ししたことでコンセントの根本が劣化してしまい、失敗だったと振り返ります。
「こまめに消すより、つけっぱなしのほうがよかった」(50代・持ち家戸建て)
節約のつもりで冷房を短時間で何度も消していたところ、部屋が暑くなって再び冷やすのに電力を使ってしまい効果が薄かったとのこと。
設定温度を調整して扇風機を併用するほうが、快適さも節約も両立できたといいます。
「28度設定にしたら、暑くてイライラする夏になった」(30代・持ち家戸建て)
エアコンを使わない夏に挑戦し、扇風機とアイスノンで家族全員リビングで就寝。昼間は外出してしのぎましたが、次第に疲れて断念。28度設定も涼しく感じられず、快適でない夏に苛立ちが募ったそうです。
「サーキュレーターで、29度設定でも快適になった」(30代・持ち家集合住宅)
冷風の当たる場所にムラがあったため、サーキュレーターを導入。同じ29度設定のまま真夏でも快適になり、部屋ごとの温度差によるストレスも減ったといいます。
「電気代を減らそうと外で仕事をしたら、交通費で相殺された」(60代・持ち家集合住宅)
在宅仕事で朝から深夜まで電気を使うため、週の半分をレンタルルームで過ごすことを試行。しかし移動の交通費を考えると、家で仕事をしていた時とほとんど変わらなかったそうです。
まとめ:頑張っている対策ほど、金額には表れにくい
今回の調査では、94.2%が何らかの節約対策をしており、実施率の上位は「エアコンの設定温度」「扇風機の併用」「使用時間の削減」と、日々の工夫と我慢が並びました。
しかし効果を聞くと「ほとんど変わらなかった」38.6%が最多で、52.9%が「無理をしている」と回答。対策別に見ると、金額が動いたのは太陽光・省エネ家電・料金プランの見直しといった設備や契約に関わるもので、工夫・我慢系のみの人が1千円以上安くできた割合は19.2%、設備・契約に手をつけた人は48.6%と2.5倍の開きがありました。
我慢の量は、必ずしも請求額に比例しない。今後検討したいことの1位が「電力会社・プランのさらなる見直し」36.5%だったことも、この気づきの表れかもしれません。
暑さを削るほど電気代が下がるとは限らない。今回の調査からは、契約プランや家電そのものに手をつけた人のほうが、金額の変化を実感していた実態が見えてきました。
調査データのご利用について
本調査のデータ・グラフは、Webメディア、テレビ、新聞、雑誌、資料などでご紹介いただけます。
Webサイトでご紹介いただく際は、出典として「イエベース」と本調査ページのURLをご記載ください。
記載例
出典:イエベース「家庭の電気代、みんな何をして節約している?対策ランキングと効果」
https://iebase.jp/research/electricity-bill-saving-survey.html
高解像度画像や調査内容に関するお問い合わせは、イエベースのお問い合わせ窓口からご連絡ください。