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イエベース住宅会社比較カルテ

旭化成ホームズと一条工務店の違いを比較

比較表でこの2社の値がぴったり重なるのは、断熱等性能等級の「6–7」の行です。保証は、旭化成ホームズが「構造30年 / 条件付き最長60年」、一条工務店が「条件付き最長30年」と案内しており、同じ30年でも起点と意味が異なります。ところがそのどちらも、会社まるごとに掛かっている話ではありません。旭化成ホームズは重量鉄骨とALCのヘーベルハウスに2024年5月発売の木造Asu-hausを足した構えで、表に出ているUA値・C値・耐震はAsu-hausの公称値、保証の枠はヘーベルハウスのものです。一条工務店は木造の注文住宅が中核ですが、こちらもUA値はアイ・スマートのモデルプラン、C値はⅢ地域以南の平均実測値、断熱等級7は主力2商品の標準と、行ごとに出どころの商品が変わります。数字がそろって見える行ほど、どの商品の、どの条件での値なのかを先に合わせてから読んでください。(成立条件:15年目の無償点検で必要と認められた有償メンテナンス工事が延長条件)(成立条件:2017年10月以降のヘーベルハウス請負契約・所定の定期点検が対象 / 30年目以降は指定の有償補修が必要)

どちらが優れているかの判定はしていません。数値の対象になる商品やプランは会社ごとに違うので、 同じ条件で出した見積りを比べたものとしては読まないでください。

30秒で分かる違い

  1. 施工できる地域が違う

    旭化成ホームズ
    23都府県公式の建築エリア23都府県 / 公式の住宅展示場一覧の掲載163件(2026年8月23日確認 / 掲載があるのは21都府県 / 山口県・佐賀県は建築エリアだが展示場0件 / 街かどヘーベルハウス7件は含まない)
    一条工務店
    45都道府県沖縄・高知を除く / 約510拠点

    建てられる場所がそもそも違うので、ここが合わない会社は先に外れます。

  2. 坪単価の元になっている数字が違う

    旭化成ホームズ
    85〜150万円/坪外部参考値
    一条工務店
    50〜105万円/坪外部参考値

    各社の下に、その数字の出どころを書いています。

  3. 構造・工法の書かれ方が違う

    旭化成ホームズ
    木造・鉄骨造
    一条工務店
    木造
  4. UA値の公称値の出どころが違う

    旭化成ホームズ
    0.26(Asu-haus)W/㎡K以下 / Asu-haus全邸標準仕様
    一条工務店
    0.25W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20のG3水準

    どちらも会社全体の平均ではありません。各社の下に、その値がどの商品・どのプランのものかを書いています。

  5. 保証の年数と延ばし方が違う

    旭化成ホームズ
    ヘーベルハウス(2017年10月以降の請負契約・所定の定期点検が条件):構造・防水 初期30年 / 最長60年(30年目以降は指定の有償補修が必要)
    一条工務店
    最長30年 / 条件付き延長(15年目の無償点検で必要と認められた有償メンテナンス工事が延長条件)

旭化成ホームズ

Asahi Kasei Homes Corp.

旭化成ホームズ株式会社。本社は東京都千代田区神田神保町で、設立は1972年11月です。住宅を専業とする会社で、株主の欄は旭化成株式会社100%です。旭化成ホームズ自体が上場しているかどうかは、会社データからは分かりません。重量鉄骨とALC「ヘーベル」を使うヘーベルハウス(HEBEL HAUS)が主力ブランドで、2024年5月発売の木造Asu-hausがそこに加わっています。会社概要に並ぶ2026年3月期の売上高1兆343億円と、2026年3月末の従業員数12,183名は、どちらも連結での集計です。このページの点数は旭化成ホームズという法人に付いたもので、ヘーベルハウスというブランド1つぶんの点数ではありません。契約書と保証書にどの法人名が入るのかは会社データに書かれていないため、そこは書面で確かめる範囲になります。

会社データ評価5段階中4.8
旭化成ホームズの詳細を見る

一条工務店

ICHIJO Co., Ltd.

株式会社一条工務店。設立は1978年9月で、会社概要には東京都江東区の本社と、静岡県浜松市の浜松本社が併記されています。上場区分は「非上場 / 独立系」です。会社概要には売上高6,251億円、従業員数約7,600名、資本金2億5,460万円が載っており、この3つにはそれぞれ「グループ関連企業を含む2026年3月31日現在の値」という条件が付いています。株式会社一条工務店という1社の数字ではありません。主要構造の欄には枠組壁工法系と軸組工法系の両方が入り、主要事業の欄には木造戸建注文住宅の設計・施工・販売に加えて、住宅設備や部材の開発・生産も並びます。断熱等性能等級がどこまで標準なのかも、金額が公式に出ているかどうかも、グラン・スマートとアイ・スマート、そしてHUGmeのどれを選ぶかで変わります。点検スケジュールの年次は契約店舗での書面確認が前提だと会社データに書かれています。

会社データ評価5段階中4.6
一条工務店の詳細を見る

共通しているところ、違うところ

両社そろって公開している項目だけを取り上げています。値の出所と適用条件は「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

共通しているところ

  • 設計の自由度どちらも 自由設計に対応

違うところ

「30秒で分かる違い」に出した5件を除いた残りです。

  • 公開されている工法の表記旭化成ホームズ 重量鉄骨 / 木造一条工務店 枠組壁工法系
  • 断熱等性能等級旭化成ホームズ HEBEL HAUS:等級6標準(地域区分5〜7 / プランにより変動)/ Asu-haus:等級7・UA値0.26W/㎡K以下を全邸標準一条工務店 断熱等性能等級6–7(等級6は枠組壁工法商品に限る / 等級7はグラン・スマート・アイ・スマート)
  • C値(気密)旭化成ホームズ 0.2㎠/㎡(Asu-haus公称)一条工務店 0.59㎠/㎡(Ⅲ地域以南の平均実測値)
  • 耐震旭化成ホームズ Asu-haus 等級3 / 耐風2一条工務店 住宅性能表示制度 等級3(主力商品で耐震等級3 / 2倍耐震訴求)
  • 条件付きの最長保証旭化成ホームズ ヘーベルハウス:条件付き最長60年(2017年10月以降の請負契約・所定の定期点検が対象 / 30年目以降は指定の有償補修が必要)一条工務店 条件付き最長30年(15年目の無償点検で必要と認められた有償メンテナンス工事が延長条件)
  • 主な商品ラインナップ旭化成ホームズ RATIUS|RD・RATIUS|GR・Asu-haus一条工務店 グラン・スマート・アイ・スマート・HUGme

項目ごとに並べて確認する

この表では、両社がともに公開している項目を並べています。 数値の下には、その値の出所と適用条件を記載しています。

→ 横にスクロールすると一条工務店の列が見えます。項目名の列は左に残ります。

旭化成ホームズ一条工務店の公開情報の比較表
項目旭化成ホームズ一条工務店
坪単価の目安会社ごとに算出の元が違います。同じ条件の見積り比較ではありません85〜150万円/坪外部参考値50〜105万円/坪外部参考値
対応エリア会社が公開している対応エリアの表記です。展示場・拠点の所在地ではありません23都府県公式の建築エリア23都府県 / 公式の住宅展示場一覧の掲載163件(2026年8月23日確認 / 掲載があるのは21都府県 / 山口県・佐賀県は建築エリアだが展示場0件 / 街かどヘーベルハウス7件は含まない)45都道府県沖縄・高知を除く / 約510拠点
構造の種別木造・鉄骨造木造
公開されている工法の表記重量鉄骨 / 木造重鉄制震+ALC / Asu-haus木造枠組壁工法系主力商品は2倍耐震訴求
UA値数値が小さいほど熱が逃げにくい。会社全体の平均ではなく、下に書いた商品の公称値です0.26(Asu-haus)W/㎡K以下 / Asu-haus全邸標準仕様0.25W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20のG3水準
断熱等性能等級会社が公開している表記のままです。「等級6」と「等級6相当」は同じではありませんHEBEL HAUS:等級6標準(地域区分5〜7 / プランにより変動)/ Asu-haus:等級7・UA値0.26W/㎡K以下を全邸標準断熱等性能等級6–7(等級6は枠組壁工法商品に限る / 等級7はグラン・スマート・アイ・スマート)地域により対応商品が一部異なる / 間取り・採用仕様により等級6・等級7を満たせない場合あり
C値(気密)数値が小さいほど隙間が少ない0.2㎠/㎡(Asu-haus公称)0.59㎠/㎡(Ⅲ地域以南の平均実測値)
耐震会社が公開している表記のままです。「等級3」と「等級3相当」は同じではありませんAsu-haus 等級3 / 耐風2許容応力度計算を公式リリースで明示住宅性能表示制度 等級3(主力商品で耐震等級3 / 2倍耐震訴求)
公開されている保証の表記会社ページに載っている文言そのままですヘーベルハウス(2017年10月以降の請負契約・所定の定期点検が条件):構造・防水 初期30年 / 最長60年(30年目以降は指定の有償補修が必要)最長30年 / 条件付き延長(15年目の無償点検で必要と認められた有償メンテナンス工事が延長条件)
条件付きの最長保証延長には所定の点検と有償のメンテナンスが要ります。対象の部位も条件も会社ごとに違いますヘーベルハウス:条件付き最長60年(2017年10月以降の請負契約・所定の定期点検が対象 / 30年目以降は指定の有償補修が必要)条件付き最長30年(15年目の無償点検で必要と認められた有償メンテナンス工事が延長条件)
主な商品ラインナップRATIUS|RD・RATIUS|GR・Asu-hausグラン・スマート・アイ・スマート・HUGme
設計の自由度自由設計に対応自由設計に対応
情報の確認日2026年7月28日2026年7月28日

坪単価と価格の出し方

旭化成ホームズは85〜150万円/坪(外部参考値)、一条工務店は50〜105万円/坪(外部参考値)。税区分と価格基準がそろっていることを確認できないため、共通区間は算出していません。

付帯工事・諸費用・外構・税の扱いは、両社から同じ条件の見積書を取り、内訳を確認してください。

旭化成ホームズの価格の出し方

外部参考値の坪単価レンジ:85〜150万円

  • RATIUS|GR坪100万円〜(2023年4月28日発売時の公表価格)販売地域:関東・東海・関西・山陽の一部・九州北部 / 現行の商品ページに価格掲載なし
  • Asu-haus坪135万円より(2024年5月10日発売時の公表価格)先行限定販売(2024年度16棟・2025年度25棟が上限) / 販売エリア:東京都城南・城西地区、都下の一部 / 現行の商品ページなし

一条工務店の価格の出し方

外部参考値の坪単価レンジ:50〜105万円

  • HUGme公式ページで現行本体価格を確認できず(税別表示も確認できず)
  • HUGme fam W本体1,630万円〜(寒冷地専用)/ 北海道専用モデルは本体1,710万円〜HUGme fam W の地域別公式表示

このほかに、公式ページで金額を出していない区分が1件あります。

対応エリアの重なり

旭化成ホームズは23都府県(公式の建築エリア23都府県 / 公式の住宅展示場一覧の掲載163件(2026年8月23日確認 / 掲載があるのは21都府県 / 山口県・佐賀県は建築エリアだが展示場0件 / 街かどヘーベルハウス7件は含まない))、一条工務店は45都道府県(沖縄・高知を除く / 約510拠点)。建築エリアは施工できる地域の表記であり、住宅展示場の掲載件数とは別の値です。建築予定地の可否は各社に確認してください。

断熱・耐震・構造

値の性格は会社ごとに違います。特定の商品・プランの公称値のこともあれば、 全棟実測の平均のこともあります。その値が何のものかは「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

UA値

旭化成ホームズ
0.26(Asu-haus)W/㎡K以下 / Asu-haus全邸標準仕様
一条工務店
0.25W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20のG3水準

断熱等性能等級

旭化成ホームズ
HEBEL HAUS:等級6標準(地域区分5〜7 / プランにより変動)/ Asu-haus:等級7・UA値0.26W/㎡K以下を全邸標準
一条工務店
断熱等性能等級6–7(等級6は枠組壁工法商品に限る / 等級7はグラン・スマート・アイ・スマート)地域により対応商品が一部異なる / 間取り・採用仕様により等級6・等級7を満たせない場合あり

C値(気密)

旭化成ホームズ
0.2㎠/㎡(Asu-haus公称)
一条工務店
0.59㎠/㎡(Ⅲ地域以南の平均実測値)

耐震

旭化成ホームズ
Asu-haus 等級3 / 耐風2許容応力度計算を公式リリースで明示
一条工務店
住宅性能表示制度 等級3(主力商品で耐震等級3 / 2倍耐震訴求)

構造の種別

旭化成ホームズ
木造・鉄骨造
一条工務店
木造

公開されている工法の表記

旭化成ホームズ
重量鉄骨 / 木造重鉄制震+ALC / Asu-haus木造
一条工務店
枠組壁工法系主力商品は2倍耐震訴求

保証とアフターサービス

旭化成ホームズ

  • ヘーベルハウス(2017年10月以降の請負契約・所定の定期点検が条件):構造・防水 初期30年 / 最長60年(30年目以降は指定の有償補修が必要)Asu-hausへの同制度適用は一次根拠を確認できていません。
  • 60年無料定期点検(2019年11月1日以降の新築請負契約が対象 / 従来制度の既存住宅は別途案内)

節目:0年 引渡し / 1〜5年 定期点検 / 10年 設備保証満了 / 定期点検 / 30年 構造・防水 初期保証満了 / 60年 構造・防水 最長保証 / 60年無料点検

一条工務店

  • 最長30年 / 条件付き延長(15年目の無償点検で必要と認められた有償メンテナンス工事が延長条件)無条件の初期保証の年数は公式に明示がなく、短期保証は商品によって期間が異なると記載されています。対象部位・免責事項は保証書で書面確認が前提となります。
  • 定期点検 / シロアリ予防 / フィルター10年無償定期点検・シロアリ予防工事の無償実施、ロスガード90のフィルター10年分無償提供を公式に掲載。点検スケジュールの年次は中央公式で明示確認に至らず、契約店舗で書面確認が前提となります。

節目:0年 引渡し / 10年 フィルター10年分無償提供 / 20年 定期点検 / シロアリ予防 / 30年 条件を満たした場合の保証延長の上限 / 50年 長期メンテナンス運用

上に出ているのは、各社が公開している保証の枠組みです。一条工務店は、 対象部位の内訳と有償メンテナンスの中身を「保証書で書面確認が前提」としていて、 会社ページの範囲では部位ごとの内訳までは分かりません。 延長のときに必要になる工事の仕様・個別の金額・免責の範囲は、どちらの公開情報にも書かれていません。 契約前に保証書で対象と条件を確認してください。

商品と設計の自由度

旭化成ホームズの主な商品

  • RATIUS|RD / ラティウス アールディー
  • RATIUS|GR / ラティウス ジーアール
  • Asu-haus / アスハウス

一条工務店の主な商品

  • グラン・スマート
  • アイ・スマート
  • HUGme

設計の自由度は 旭化成ホームズ 自由設計に対応一条工務店 自由設計に対応 と公開されています。

条件別に候補を残しやすいのはどちらか

総合的にどちらが良いかは決めていません。優先する条件を先に決めたときに、公開情報のうえで候補として残しやすいのはどちらか、という整理です。

  • 建てる場所が決まっている

    旭化成ホームズは23都府県、一条工務店は45都道府県。公開表記は一条工務店が「沖縄・高知を除く」。建築地が対象に入るかで候補が絞られます。ここが合わない会社は、ほかの条件を見る前に外れます。

  • 予算の上限を先に決めている

    坪単価の目安は 旭化成ホームズ 85〜150万円/坪(外部参考値)、一条工務店 50〜105万円/坪(外部参考値) と公開されています。どちらも一部の商品で公式の金額を出しています。付帯工事・諸費用・外構・税の扱いは、両社から同じ条件の見積書を取り、内訳を確認してください。

  • 断熱の数値を重視する

    UA値は 旭化成ホームズ 0.26(Asu-haus)(W/㎡K以下 / Asu-haus全邸標準仕様) / 一条工務店 0.25(W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20のG3水準)。ただしどちらも特定の商品・プランの公称値なので、検討する商品でも同じ値になるかを確認してからでないと、この軸では選べません。

  • 引渡し後の保証を長く見たい

    公開されている保証の表記は、旭化成ホームズ ヘーベルハウス(2017年10月以降の請負契約・所定の定期点検が条件):構造・防水 初期30年 / 最長60年(30年目以降は指定の有償補修が必要)、一条工務店 最長30年 / 条件付き延長(15年目の無償点検で必要と認められた有償メンテナンス工事が延長条件) です。年数だけでなく、延長に必要な点検・補修の内容と費用まで含めて比べないと差が分かりません。

  • 構造の種類にこだわりがある

    旭化成ホームズ 木造・鉄骨造 / 一条工務店 木造。希望する構造を扱っているかで候補が変わります。

旭化成ホームズと一条工務店を比べるときの注意点

  • 初期保証は旭化成ホームズが構造・防水30年です。一条工務店は無条件の初期保証年数を公式に明示しておらず、条件付き最長30年の制度とは同じ軸で比べられません。旭化成ホームズは構造耐力上主要な部分と防水がどちらも初期30年、設備は10年で、所定の点検と必要な有償補修を実施すると最長60年まで延長すると会社データにあります。公式のアフターサポートページでは、この長期保証は2017年10月以降にヘーベルハウスの請負契約を締結し、原則として同社所定の定期点検を受けることが条件になると注記されています。一条工務店のほうは、会社データの保証欄が「最長30年 / 条件付き延長」で、公式アフターサポートページの「安心30年長期保証」と、15年目の無償点検で有償メンテナンスが必要と認められる工事を受けられると最長30年目まで延長できるという案内が、その書き方の元になっています。無条件の初期保証の年数は公式に明示がなく、どの部位が対象か、免責事項に何が入るのかは保証書で確かめる前提だと添えられています。同じ30年でも、条件のかかり方が別です。旭化成ホームズの30年は構造・防水の初期保証そのもので、契約時期と所定の定期点検が条件です。有償補修が要るのは30年目より先へ延ばすときです。一条工務店の30年は、15年目の点検で必要と認められた有償工事を受けたときに届く上限として説明されています。年数がそろっていることを比較の材料にしないでください。「条件付きの最長保証」の行には、旭化成ホームズの60年と一条工務店の30年が入ります。60年は所定の点検と同社が指定する有償補修を続けた先の年数、30年はいま書いた延長の上限で、起点も条件も別です。会社データの一条工務店側にある50年は、会社ページ上は「50年 長期メンテナンス運用」で、保証の年数ではありません。(成立条件:30年目以降は指定の有償補修が必要)

  • 旭化成ホームズの欄にあるUA値0.26、C値0.2、耐震等級3は、木造のAsu-hausの公称値です。表の耐震欄には「Asu-haus 等級3 / 耐風2」と商品名がそのまま入ります。これに対して保証欄の初期30年・最長60年・60年無料点検は、重量鉄骨とALCのヘーベルハウスの枠組みとして公表されているものです。Asu-hausへの保証・点検制度の適用は、この比較で参照できる一次根拠では確認できません。性能値と保証年数は対象商品が異なるため、同じ商品へ一律に適用されるとは読まないでください。表の構造欄に木造と鉄骨造が並ぶのも、木造の側がAsu-hausの分だからです。一条工務店側の木造は、会社概要の主要構造では枠組壁工法系と軸組工法系の両方を指しています。(成立条件:2017年10月以降のヘーベルハウス請負契約・所定の定期点検が対象 / 30年目以降は指定の有償補修が必要)(成立条件:2019年11月1日以降の新築請負契約が対象 / 従来制度の既存住宅は別途案内)

  • 断熱等性能等級の行は、どちらも「6–7」で、表の上では同じ値として並びます。ただし6と7がどこに掛かるのかが違います。旭化成ホームズの6はヘーベルハウス戸建全商品での標準化として2025年1月に公表されたもので、公式リリースには住宅の品質確保の促進等に関する法律の省エネルギー基準地域区分5〜7のエリアが対象で、プランによって等級が変わる場合があると注記されています。7のほうはAsu-hausの値で、発売時のリリースでは0.26W/㎡・K以下という表記に地域区分6・7ではUA値0.26W/㎡K以下、地域区分8ではηAC値1.0以下という条件が添えられています。一条工務店の7は2026年4月3日発表のグラン・スマートとアイ・スマートの2商品の標準で、公式のお知らせには販売地域の全都道府県で対応が可能としたうえで、省エネ基準地域区分1から7地域という注記と、建築地やプラン、採用する仕様によっては対応できない場合があるという注記が付いています。等級6は枠組壁工法商品に限ります。同じ「6–7」でも、6と7が掛かる商品も地域も別なので、値だけを見て同じ内容として読まないでください。

  • 点検が無料であることと、直す費用が無料であることは別です。旭化成ホームズは2019年に始めた60年無料点検を運用し、引渡後1年・2年・5年・10年の節目点検に加えて60年目までの定期点検を続けると会社データに書かれていますが、30年目より先へ保証を続けるには、定期点検に加えて同社が指定する有償補修が要ると公式に注記されています。一条工務店の会社データに挙がっているのは、定期点検とシロアリ予防工事を無償で行うことと、換気システムのフィルター10年分の無償提供です。一方で、公式のアフターサポートページでは、防水について同社がメンテナンス工事が必要と判断した場合の有償補修工事を受けることが、長期保証を続ける条件の1つとして並んでいます。設備の扱いもそろっていません。旭化成ホームズは設備保証10年と会社データにあり、公式では住居部分に設置された設備が10年、その他の設備が2年と区分されています。一条工務店は設備保証年数が中央公式で明示確認に至らずとされています。シロアリ保証の年数、地盤保証の額、24時間365日の窓口の有無は、どちらの会社データでも確認に至っていません。(成立条件:2019年11月1日以降の新築請負契約が対象 / 従来制度の既存住宅は別途案内)(成立条件:2017年10月以降のヘーベルハウス請負契約・所定の定期点検が対象)

  • 対応エリアの行は23都府県と45都道府県で、外している範囲の書かれ方も違います。旭化成ホームズは北海道・東北・北陸・四国・南九州・沖縄が対象外と会社データにあり、一条工務店は沖縄と高知で公式対応の明示なしと書かれています。ここで見落としやすいのは、会社が対応している範囲と、表の数値の出どころになっている商品を買える範囲が別だという点です。旭化成ホームズのAsu-hausは、発売時の公式リリースで、販売エリアを東京都城南・城西地区と都下の一部に限り、販売棟数も2024年度は16棟、2025年度は25棟を上限とする限定販売だと公表されています。RATIUS|GRも、発売時の販売地域は関東、東海、関西、山陽の一部、九州北部と公表されています。一条工務店側も、HUGme fam Wが寒冷地専用で、その北海道専用モデルは別価格だと会社データに書かれています。いまも発売時と同じ条件なのかはリリースだけでは分からないので、建築予定地でその商品を建てられるのかを個別に確かめてください。

  • 坪単価の行は85〜150万円と50〜105万円で並びます。この2つは会社が公表した金額ではなく、外部の住宅情報サイトが出している参考値です。数え上げている対象の書かれ方もそろっておらず、旭化成ホームズ側はヘーベルハウス全体をまとめたレンジだと会社データに明記され、一条工務店側は外部参考値とあるだけで、どの商品をまとめたレンジなのかは書かれていません。公式に金額が出ている範囲も違います。旭化成ホームズが発売時のプレスリリースで出しているのは、RATIUS|GRの坪100万円〜と、Asu-hausの坪135万円よりの2つで、どちらのリリースにも税込か税別かは書かれていません。一条工務店のHUGmeは、公式ページで現行本体価格と税別表示を確認できません。RATIUS|RDや新大地などの主力鉄骨商品も、グラン・スマートやアイ・スマートも、公式の商品ページに坪単価の掲載はありません。坪単価と本体価格という別の軸に、税の扱いの記載もそろっていないので、総額の見積りでそろえてから読んでください。

  • 会社の大きさを示す数字は、集計の範囲も決算期もそろっていません。旭化成ホームズ側は、2026年3月期の売上高1兆343億円も2026年3月末の従業員数12,183名も連結の値で、年間の引渡戸数として挙がっている2025年度10,890戸・2024年度11,878戸も、建築請負と不動産開発を合わせた連結の値です。事業には注文住宅のほかに分譲住宅・賃貸住宅・リフォーム・海外住宅が入ります。一条工務店側は売上高6,251億円、従業員数約7,600名、資本金2億5,460万円で、この3つには「グループ関連企業を含む」「2026年3月31日現在」という注記が付いています。棟数の数え方も、片方は連結の引渡戸数と約28万戸のストック、もう片方は戸建注文住宅会社の年間販売戸数での5年連続のギネス世界記録認定とZEHの累計11万棟で、数えている対象がそろっていません。数字の大小をそのまま戸建注文住宅の規模の差として読まないでください。

両社へ確認したい質問

公開情報だけでは埋まらないところです。同じ質問を両社にすると、返ってくる形で比べられます。

  1. この坪単価は本体価格と総額のどちらですか。付帯工事・諸費用・外構・税の扱いを見積書の内訳で確認してください。

    なぜ聞くか:旭化成ホームズ 85〜150万円/坪(外部参考値) と 一条工務店 50〜105万円/坪(外部参考値) だけでは、付帯工事・諸費用・外構・税を含む総額が分からないから。

  2. 検討している商品では、UA値はいくつになりますか。標準仕様ですか、オプションですか。

    なぜ聞くか:公開されている値は 旭化成ホームズ 0.26(Asu-haus)(W/㎡K以下 / Asu-haus全邸標準仕様)、一条工務店 0.25(W/㎡K / i-smart モデルプラン / HEAT20のG3水準) で、どちらも特定の商品・プランの値だから。商品が変われば同じ値にならない。

  3. いま検討している商品だと、構造と防水の初期保証はそれぞれ何年になりますか。その年数を維持するために受ける必要があるのは、無償の点検だけですか、有償の工事も含みますか。年数を延ばす場合は、何年目にどの工事が必要で、いくらかかりますか。保証書に書かれる商品名と、契約時期による適用条件も書面で見せてもらえますか。

    なぜ聞くか:旭化成ホームズは構造30年と条件付き最長60年、一条工務店は条件付き最長30年を案内しています。片方の30年は構造・防水の初期保証そのもので、2017年10月以降のヘーベルハウスの請負契約と所定の定期点検が条件だと公式に注記され、有償補修が要るのは30年目より先です。もう片方の30年は、15年目の無償点検で有償メンテナンスが必要と認められた工事を受けたときに届く上限だと公式に案内されています。適用条件は契約時期や商品で異なるため、年数だけでは自分の家に何がいつまで掛かるのか決まりません。(成立条件:30年目以降は指定の有償補修が必要)

  4. 検討している商品と建築予定地の地域区分では、UA値、C値、断熱等性能等級、耐震等級はそれぞれいくつになりますか。カタログや仕様書に印刷された値で示してもらえますか。引渡し前に気密を実測しますか。

    なぜ聞くか:旭化成ホームズの0.26・0.2・等級3はAsu-hausの公称値で、保証欄の商品とは別です。一条工務店の0.25はアイ・スマートのモデルプラン、0.59はⅢ地域以南の平均実測値です。断熱等級も、片方は地域区分5〜7とプランの条件付き、もう片方は地域区分1から7地域で建築地・プラン・仕様の条件付きと公式に注記されており、会社の代表値をそのまま自分の家の値として読めないため。

  5. 建築予定地はその商品の販売エリアに入っていますか。棟数や地域を限った販売ではありませんか。そして、契約書と保証書に印字される会社名は何になりますか。

    なぜ聞くか:対応エリアは23都府県と45都道府県で、外している範囲の書き方が違います。そのうえ旭化成ホームズのAsu-hausは発売時に販売エリアと販売棟数の上限が公表され、RATIUS|GRも販売地域が限られていました。契約の相手になる法人は、どちらの会社データにも書かれていないため。

  6. 見積りは坪単価ではなく総額の内訳で、税込か税別かを明記して出してもらえますか。どの設備と仕様までが標準に含まれ、どこからがオプションですか。

    なぜ聞くか:表の坪単価はどちらも外部の参考値です。公式に出ている金額は、片方が発売時の坪単価で税区分の記載がなく、もう片方は規格型商品の本体価格で、軸そのものが違います。一条工務店側は、標準仕様が充実している分、設備や窓、外観、寸法のところで商品ごとの制約が出ることがあると会社データにあり、要望をリストにして可否を確かめるのが前提だと書かれているため。

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比較表では最大4社まで並べられます。会社を入れ替えても、項目はこのページと同じです。

出典と確認日

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