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イエベース住宅会社比較カルテ

旭化成ホームズとトヨタホームの違いを比較

どちらも鉄骨を主力の構造に挙げる会社ですが、表の「構造の種別」は木造・鉄骨造と鉄骨造に割れます。旭化成ホームズ側に木造が入るのは2024年5月発売のAsu-hausがあるためで、会社データが載せているUA値0.26・C値0.2・耐震等級3も、この商品の公称値です。トヨタホーム側は、UA値0.40がシンセ・コードのLCCMモデルプラン値、断熱等性能等級6が2025年10月発売のエスパシオ・ジーティーで確認した値で、どちらも全棟の標準値としては書かれていません。保証の欄は初期30年と初期40年で年数が違いますが、対象部位の分け方も、そこから先へ延ばすときの条件も、同じようには書かれていません。どの行も、まずどの商品の話なのかを合わせてから読んでください。

どちらが優れているかの判定はしていません。数値の対象になる商品やプランは会社ごとに違うので、 同じ条件で出した見積りを比べたものとしては読まないでください。

30秒で分かる違い

  1. 施工できる地域が違う

    旭化成ホームズ
    23都府県展示場145件
    トヨタホーム
    30都道府県販売会社 全国16社

    建てられる場所がそもそも違うので、ここが合わない会社は先に外れます。

  2. 坪単価の元になっている数字が違う

    旭化成ホームズ
    85〜150万円/坪外部参考値
    トヨタホーム
    72.6〜120.0万円/坪外部参考値

    各社の下に、その数字の出どころを書いています。

  3. 構造・工法の書かれ方が違う

    旭化成ホームズ
    重量鉄骨 / 木造重鉄制震+ALC / Asu-haus木造
    トヨタホーム
    鉄骨ユニット工法 / 木造2×4工法工場生産比率 約85% / MOKUA(高性能ハイブリッド2×4工法)は地域限定商品
  4. UA値の公称値の出どころが違う

    旭化成ホームズ
    0.26W/㎡K / Asu-haus公称 / 断熱等級7 / HEAT20 G3水準を公式訴求
    トヨタホーム
    0.40W/㎡K / SINCE Code LCCMモデルプラン / 断熱地域区分3・6 / 延床180.02㎡(54.46坪) / SINCE Code LCCMモデルプラン値

    どちらも会社全体の平均ではありません。各社の下に、その値がどの商品・どのプランのものかを書いています。

  5. 保証の年数と延ばし方が違う

    旭化成ホームズ
    30年
    トヨタホーム
    40年対象商品はアトリスプラン・エースを選択したシンセ・LQ・エスパシオシリーズ / 屋根は粘土瓦+高耐久ルーフィングの指定 / 沿岸地域(海岸から1,000m以内)は対象外 / トップライト・フラットルーフは免責。フラットルーフはアトリスプランでも初期30年

旭化成ホームズ

Asahi Kasei Homes Corp.

旭化成ホームズ株式会社(Asahi Kasei Homes Corp.、法人番号3011101001453)。1972年11月設立、本社は東京都千代田区神田神保町で、代表取締役社長は大和久裕二です。株主は旭化成株式会社が100%で、会社データでは住宅専業会社と説明されています。自社が上場しているかどうかは、会社データに書かれていません。ALC「ヘーベル」と重量鉄骨を核にしたHEBEL HAUSが主力商品群で、2024年5月からは木造のAsu-hausも扱っています。資本金は32億5,000万円、従業員12,183名は2026年3月末の連結、売上高1兆343億円は2026年3月期の連結で、注文住宅だけでなく分譲住宅・賃貸住宅・リフォーム・海外住宅まで含んだ会社ぜんたいの数字です。会社データのこの評価は法人本体についてのもので、HEBEL HAUSというブランド単体の評価ではありません。

会社データ評価5段階中4.8
旭化成ホームズの詳細を見る

トヨタホーム

Toyota Housing Corporation

トヨタホーム株式会社。英文表記はToyota Housing Corporationです。会社概要には、設立2003年と創業1975年の2つの年が併記されています。本社は愛知県名古屋市東区、代表取締役社長/社長執行役員は西村祐、上場区分は非上場で、親会社の100%子会社と書かれています。鉄骨ラーメンユニット構造を主軸に置き、会社概要の主要構造にはEST工法と2×4のモクアも並びます。従業員701名と売上高923.94億円(FY2025/3)には「単体」という注記が付き、資本金129億円のほうには集計範囲の注記がありません。旭化成ホームズ側の従業員数と売上高は連結の数字なので、そのまま並べて会社の規模を引き算できる形にはなっていません。主要事業は戸建住宅のほか、賃貸住宅・マンション・街づくり・ストック事業まで広がります。

会社データ評価5段階中4.7
トヨタホームの詳細を見る

共通しているところ、違うところ

両社そろって公開している項目だけを取り上げています。値の出所と適用条件は「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

共通しているところ

  • 構造の種別どちらも 木造・鉄骨造
  • 設計の自由度どちらも 自由設計に対応

違うところ

「30秒で分かる違い」に出した5件を除いた残りです。

  • 断熱等性能等級旭化成ホームズ 6–7トヨタホーム ESPACiO GT:断熱等級6対応(首都圏4都県限定)
  • 耐震旭化成ホームズ Asu-haus 等級3 / 耐風2トヨタホーム 住宅性能表示制度 等級3
  • 公開されている保証の表記旭化成ホームズ 構造30年 / 最長60年トヨタホーム 構造40年 / 防水40年 / 設備10年
  • 主な商品ラインナップ旭化成ホームズ RATIUS|RD・RATIUS|GR・Asu-hausトヨタホーム シンセ・コード・エスパシオ・ジーティー・モクア

項目ごとに並べて確認する

両社そろって公開されている項目だけを 12 行並べています。 どちらも公開していない項目と、片方だけの任意項目は、並べても比較にならないので出していません。 数値の下にあるのが、その値の出所と適用条件です。

→ 横にスクロールするとトヨタホームの列が見えます。項目名の列は左に残ります。

旭化成ホームズトヨタホームの公開情報の比較表
項目旭化成ホームズトヨタホーム
坪単価の目安会社ごとに算出の元が違います。同じ条件の見積り比較ではありません85〜150万円/坪外部参考値72.6〜120.0万円/坪外部参考値
対応エリア会社が公開している対応エリアの表記です。展示場・拠点の所在地ではありません23都府県展示場145件30都道府県販売会社 全国16社
構造の種別木造・鉄骨造木造・鉄骨造
公開されている工法の表記重量鉄骨 / 木造重鉄制震+ALC / Asu-haus木造鉄骨ユニット工法 / 木造2×4工法工場生産比率 約85% / MOKUA(高性能ハイブリッド2×4工法)は地域限定商品
UA値数値が小さいほど熱が逃げにくい。会社全体の平均ではなく、下に書いた商品の公称値です0.26W/㎡K / Asu-haus公称 / 断熱等級7 / HEAT20 G3水準を公式訴求0.40W/㎡K / SINCE Code LCCMモデルプラン / 断熱地域区分3・6 / 延床180.02㎡(54.46坪) / SINCE Code LCCMモデルプラン値
断熱等性能等級会社が公開している表記のままです。「等級6」と「等級6相当」は同じではありません6–7HEBEL HAUS等級6標準 / Asu-haus等級7 / 2025年1月 戸建全商品 等級6標準化を公表ESPACiO GT:断熱等級6対応(首都圏4都県限定)販売地域:東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県(島嶼部を除く) / 2025年10月17日発売 / 2025年10月発売の主要新商品で確認
耐震会社が公開している表記のままです。「等級3」と「等級3相当」は同じではありませんAsu-haus 等級3 / 耐風2許容応力度計算を公式リリースで明示住宅性能表示制度 等級3SINCE Codeモデル / ESPACiO GTで等級3確認
初期保証30年40年対象商品はアトリスプラン・エースを選択したシンセ・LQ・エスパシオシリーズ / 屋根は粘土瓦+高耐久ルーフィングの指定 / 沿岸地域(海岸から1,000m以内)は対象外 / トップライト・フラットルーフは免責。フラットルーフはアトリスプランでも初期30年
公開されている保証の表記会社ページに載っている文言そのままです構造30年 / 最長60年構造40年 / 防水40年 / 設備10年対象商品はアトリスプラン・エースを選択したシンセ・LQ・エスパシオシリーズ / 屋根は粘土瓦+高耐久ルーフィングの指定 / 沿岸地域(海岸から1,000m以内)は対象外 / トップライト・フラットルーフは免責。フラットルーフはアトリスプランでも初期30年
主な商品ラインナップRATIUS|RD・RATIUS|GR・Asu-hausシンセ・コード・エスパシオ・ジーティー・モクア
設計の自由度自由設計に対応自由設計に対応
情報の確認日2026年7月28日2026年7月28日

坪単価と価格の出し方

旭化成ホームズは85〜150万円/坪、トヨタホームは72.6〜120.0万円/坪と公開されています。表示上の数値が重なるのは85〜120万円/坪の範囲で、幅は約35万円/坪です。ただしこれは数字の見た目が重なるというだけで、予算に合うかどうかの判定にはなりません。同じ条件で見積りを取ってから比べてください。

どちらの数字も外部参考値です。会社が見積りとして出した金額ではなく、同じ条件で算出されたものかどうかも公開情報からは分かりません。

旭化成ホームズの価格の出し方

外部参考値の坪単価レンジ:85〜150万円

  • RATIUS|GR坪100万円〜
  • Asu-haus坪135万円より

トヨタホームの価格の出し方

外部参考値の坪単価レンジ:72.6〜120.0万円

公式の商品ページに金額の掲載はなく、個別見積りが前提です。

このほかに、公式ページで金額を出していない区分が2件あります。

対応エリアの重なり

旭化成ホームズは23都府県、トヨタホームは30都道府県と公開しています。旭化成ホームズは件数だけを公開していて都道府県名が分からないため、このページでは重なる地域の具体名を書きません。建築地が対象に入るかは直接確認してください。

旭化成ホームズの表記に添えられている「展示場145件」は拠点や展示場の数で、施工できる地域の広さではありません。

断熱・耐震・構造

値の性格は会社ごとに違います。特定の商品・プランの公称値のこともあれば、 全棟実測の平均のこともあります。その値が何のものかは「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

UA値

旭化成ホームズ
0.26W/㎡K / Asu-haus公称 / 断熱等級7 / HEAT20 G3水準を公式訴求
トヨタホーム
0.40W/㎡K / SINCE Code LCCMモデルプラン / 断熱地域区分3・6 / 延床180.02㎡(54.46坪) / SINCE Code LCCMモデルプラン値

断熱等性能等級

旭化成ホームズ
6–7HEBEL HAUS等級6標準 / Asu-haus等級7 / 2025年1月 戸建全商品 等級6標準化を公表
トヨタホーム
ESPACiO GT:断熱等級6対応(首都圏4都県限定)販売地域:東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県(島嶼部を除く) / 2025年10月17日発売 / 2025年10月発売の主要新商品で確認

耐震

旭化成ホームズ
Asu-haus 等級3 / 耐風2許容応力度計算を公式リリースで明示
トヨタホーム
住宅性能表示制度 等級3SINCE Codeモデル / ESPACiO GTで等級3確認

構造の種別

旭化成ホームズ
木造・鉄骨造
トヨタホーム
木造・鉄骨造

公開されている工法の表記

旭化成ホームズ
重量鉄骨 / 木造重鉄制震+ALC / Asu-haus木造
トヨタホーム
鉄骨ユニット工法 / 木造2×4工法工場生産比率 約85% / MOKUA(高性能ハイブリッド2×4工法)は地域限定商品

保証とアフターサービス

旭化成ホームズ

  • 構造30年 / 最長60年構造耐力上主要な部分の初期保証30年、防水保証も初期30年。所定の点検・必要な有償補修を実施することで最長60年まで延長します。設備保証は10年で運用しています。
  • 60年無料定期点検2019年に開始した60年無料点検を運用。1年・2年・5年・10年の節目点検に加え、長期点検制度として60年目までの定期点検を継続し、ヘーベリアンセンターとヘーベリアンネットで対応窓口を提供します。

節目:0年 引渡し / 1〜5年 定期点検 / 10年 設備保証満了 / 定期点検 / 30年 構造・防水 初期保証満了 / 60年 構造・防水 最長保証 / 60年無料点検

トヨタホーム

  • 構造40年 / 防水40年 / 設備10年対象商品はアトリスプラン・エースの保証プランで、構造耐力上主要な部分・防水ともに初期保証40年、設備保証は10年で運用します。木質部は初期10年・最長30年です。シロアリ保証は初期10年・最長30年で、柱・梁等に木材を使わない構造前提の対象範囲となります。ここに出てくる延長の条件が、この枠に掛かるのか、同じ会社のほかの保証に掛かるのかは、 この枠の書き方だけでは切り分けられません。対象は保証書でご確認ください。
  • 生涯点検(アトリスプラン対象者のみ) / 最長60年保証連動家がある限り定期的に点検を実施する生涯点検制度を運用します。保証延長には契約販売店による定期点検と必要なメンテナンス・補修が条件で、30年目以降に保証延長を希望しない場合は以降の点検が有料となります。

節目:0年 引渡し / 10年 設備保証 / 初期シロアリ保証満了 / 30年 シロアリ保証延長上限 / 40年 構造初期保証満了 / 延長条件確認 / 60年 構造保証延長上限 / 生涯点検継続

上に出ているのは、各社が公開している保証の枠組みです。対象の部位・延長の前提・点検の節目は 各社が公開していますが、対象部位の完全な内訳と、延長のときに必要になる工事の仕様・ 個別の金額・免責の範囲までは書かれていません。契約前に保証書で確認してください。

商品と設計の自由度

旭化成ホームズの主な商品

  • RATIUS|RD / ラティウス アールディー
  • RATIUS|GR / ラティウス ジーアール
  • Asu-haus / アスハウス

トヨタホームの主な商品

  • シンセ・コード
  • エスパシオ・ジーティー
  • モクア / MOKUA

設計の自由度は 旭化成ホームズ 自由設計に対応トヨタホーム 自由設計に対応 と公開されています。

条件別に候補を残しやすいのはどちらか

総合的にどちらが良いかは決めていません。優先する条件を先に決めたときに、公開情報のうえで候補として残しやすいのはどちらか、という整理です。

  • 建てる場所が決まっている

    旭化成ホームズは23都府県、トヨタホームは30都道府県。公開表記はトヨタホームが「販売会社 全国16社」。建築地が対象に入るかで候補が絞られます。ここが合わない会社は、ほかの条件を見る前に外れます。

  • 予算の上限を先に決めている

    坪単価の目安は 旭化成ホームズ 85〜150万円/坪(外部参考値)、トヨタホーム 72.6〜120.0万円/坪(外部参考値) と公開されています。旭化成ホームズはRATIUS|GR 坪100万円〜、Asu-haus 坪135万円よりを公式に出しているので、見積り前でも金額の見当を付けやすい構成です。どちらの数字も総額ではないので、この欄だけで候補を絞れるものではありません。

  • 断熱の数値を重視する

    UA値は 旭化成ホームズ 0.26(W/㎡K / Asu-haus公称 / 断熱等級7 / HEAT20 G3水準を公式訴求) / トヨタホーム 0.40(W/㎡K / SINCE Code LCCMモデルプラン / 断熱地域区分3・6 / 延床180.02㎡(54.46坪) / SINCE Code LCCMモデルプラン値)。ただしどちらも特定の商品・プランの公称値なので、検討する商品でも同じ値になるかを確認してからでないと、この軸では選べません。

  • 引渡し後の保証を長く見たい

    初期保証は 旭化成ホームズ 30年、トヨタホーム 40年(対象商品はアトリスプラン・エースを選択したシンセ・LQ・エスパシオシリーズ / 屋根は粘土瓦+高耐久ルーフィングの指定 / 沿岸地域(海岸から1,000m以内)は対象外 / トップライト・フラットルーフは免責。フラットルーフはアトリスプランでも初期30年) と公開されています。年数だけでなく、延長に必要な点検・補修の内容と費用まで含めて比べないと差が分かりません。

旭化成ホームズとトヨタホームを比べるときの注意点

  • 旭化成ホームズ側でUA値0.26・C値0.2・耐震等級3(耐風等級2)の出どころになっているのは、いずれも木造のAsu-hausです。この商品は2024年5月に先行限定販売として発売され、公式リリースの断熱等級7の表記はそもそも「Ua値0.26W/㎡・K 以下」で、地域区分6・7・8地域の場合という条件が添えられています。販売エリアは東京都城南・城西地区と都下の一部、販売棟数も2024年度16棟・2025年度25棟を上限とすると公表されました。いっぽう保証の欄に出ている初期30年・最長60年・60年無料点検は、HEBEL HAUSのアフターサポートとして公表されている枠組みです。Asu-haus側の公式アフターサービスは「お引渡しから30年先まで無料点検」と「10年保証」で、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分は10年目以降の定期点検と同社が指定する有償補修を行うことで保証を継続する、という別の建て付けになっています。会社データは法人単位でこれらを1枚にまとめているので、性能の数値を出した商品と、保証の年数を出した商品は同じではないと分けて読んでください。

  • 「構造の種別」で旭化成ホームズ側に木造が出て、トヨタホーム側が鉄骨造だけになるのは、表が会社の代表表記を1つずつ拾っているからです。トヨタホームの会社概要の主要構造は「鉄骨ラーメンユニット構造 / EST工法 / 2×4(MOKUA)」で、エスパシオ・ジーティーはEST工法による制震鉄骨軸組構造の商品、モクアは高性能ハイブリッド2×4工法の地域限定商品だと書かれています。鉄骨造という欄だけを見て、木造の商品が無いとは読まないでください。工場生産比率の約85%も、会社データでは主力商品の多くに共通する訴求という書かれ方で、EST工法や2×4の商品まで同じ比率だとは書かれていません。旭化成ホームズ側も、重量鉄骨は制震とALCの組み合わせ、木造はAsu-hausと商品ごとに分かれるので、構造の話は会社単位では決まりません。

  • 断熱と耐震の数値は、そろえて引き算できる形になっていません。旭化成ホームズのUA値0.26はAsu-hausの公称値で、断熱等性能等級の「6–7」は、6がHEBEL HAUS戸建全商品の標準化として2025年1月に公表された等級、7がAsu-hausの等級という意味です。トヨタホームのUA値0.40はシンセ・コードのLCCMモデルプラン値で、会社データには全棟標準値ではないと明記され、等級6のほうも2025年10月発売のエスパシオ・ジーティーで確認した値として書かれています。耐震も、旭化成ホームズ側はAsu-hausの等級3と耐風等級2について許容応力度計算を公式リリースで明示、トヨタホーム側は住宅性能表示制度の等級3をシンセ・コードのモデルとエスパシオ・ジーティーで個別に確認したという書き方で、評価根拠には全商品一律の標準とは確認できずと書かれています。気密(C値)が並ばないのは、旭化成ホームズ側の0.2がAsu-hausの公称値で主力鉄骨商品は非公表、トヨタホーム側は商品別C値と全棟気密測定の明示が確認に至らないためで、公開が無いことと性能が低いことは別です。

  • 保証の欄の30年と40年は、どちらも初期保証の年数で、そのまま長さ比べに使える数字ではありません。旭化成ホームズは構造耐力上主要な部分と防水がどちらも初期30年、設備が10年で、所定の点検と必要な有償補修を行うことで最長60年まで延長する、という組み立てです。公式サイトの注記では、この保証は2017年10月以降にヘーベルハウスの請負契約を締結し、原則として同社所定の定期点検を受けることが条件だと書かれています。トヨタホームは構造と防水がそれぞれ初期40年、設備が10年、シロアリ保証が初期10年で最長30年と部位ごとに分けて公開していて、公式サイトの表記は初期保証40年を含む60年間の長期保証です。つまりトヨタホーム側の60年は初期保証と延長を合わせた年数で、対象はSINCEシリーズ・LQ・エスパシオシリーズなど所定の長期保証制度の対象顧客、屋根仕様や地域条件などの免責条件も付きます。どちらの60年も、契約する商品と条件が決まってはじめて自分の家の年数になります。

  • 点検が続くことと、その費用がかからないことと、保証が続くことは、それぞれ別に書かれています。旭化成ホームズは2019年に始めた60年無料点検を運用していますが、構造と防水の保証を30年目より先へ続けるには、定期点検を受けたうえで同社が指定する有償補修を行う必要があると公式に注記されています。トヨタホームは家がある限り点検を続ける生涯点検制度を公開していて、保証延長の条件は契約販売店による定期点検と必要なメンテナンス・補修、30年目以降に保証延長を希望しない場合は以降の点検が有料になると書かれています。会社データに、トヨタホームの点検が無料だという記述はありません。シロアリの扱いも前提が違い、トヨタホーム側は初期10年・最長30年で柱や梁などに木材を使わない構造を前提にした対象範囲、旭化成ホームズ側はシロアリ保証の年数そのものが中央公式での明示の確認に至らずと書かれています。延長に必要な工事がいくらになるかは、どちらの会社データにも書かれていません。

  • 「自由設計に対応」というひとことは、両社で同じ中身を指していません。旭化成ホームズの評価根拠には完全自由設計への対応が加点として書かれ、規格の分譲・既製プランと自由設計の両方を提供するとも書かれています。トヨタホームの評価根拠にも企画・セレクト型のSINCE BiSSやSINCE LQと自由設計の両方を提供すると書かれていますが、デザイン・建築自由度の軸では、鉄骨ユニット工法のプラン制約があるため完全自由設計の加点は見送ったと明記されています。間取りをどこまで動かせるかは工法の側から決まるので、同じ言葉が並んでも、決められる範囲まで同じだとは読めません。実際にどこまで変えられるのかは、検討する商品の設計ルールで確かめてください。

  • 対応エリアの欄に出ているのは、両社が会社概要に書いた範囲の表記です。旭化成ホームズは23都府県、トヨタホームは30都道府県で、トヨタホーム側の会社データには47都道府県全域対応とは記載されていないと明記されています。欄に添えられた展示場145件と販売会社16社は、拠点や運営体制の数で、建てられる範囲を示す数字ではありません。そのうえ商品ごとの販売地域が別に決まっていて、Asu-hausは東京都城南・城西地区と都下の一部、RATIUS|GRは発売時の公表で関東・東海・関西・山陽の一部・九州北部、エスパシオ・ジーティーは2025年発売時点で東京・埼玉・千葉・神奈川の島しょ部を除くエリア、モクアは地域限定商品です。金額のほうも会社単位の欄では決まりません。坪単価の85〜150万円と72.6〜120.0万円はどちらも会社の公表額ではなく外部の住宅情報ポータルの参考値で、旭化成ホームズ側で公式公表として整理されているのは発売時のRATIUS|GRの坪100万円〜とAsu-hausの坪135万円よりの2点だけ、しかもどちらのリリースにも税込か税別かの記載がありません。トヨタホーム側は主力商品の坪単価が公式商品ページに載っておらず、契約販売店での個別見積りが前提だと書かれています。

両社へ確認したい質問

公開情報だけでは埋まらないところです。同じ質問を両社にすると、返ってくる形で比べられます。

  1. この坪単価には、付帯工事費・諸費用・外構は含まれますか。含まれないものを一覧で出してください。

    なぜ聞くか:表に出ている 旭化成ホームズ 85〜150万円/坪(外部参考値) / トヨタホーム 72.6〜120.0万円/坪(外部参考値) は、どちらも本体価格や参考値であって、総額ではないため。

  2. 検討している商品では、UA値はいくつになりますか。標準仕様ですか、オプションですか。

    なぜ聞くか:公開されている値は 旭化成ホームズ 0.26(W/㎡K / Asu-haus公称 / 断熱等級7 / HEAT20 G3水準を公式訴求)、トヨタホーム 0.40(W/㎡K / SINCE Code LCCMモデルプラン / 断熱地域区分3・6 / 延床180.02㎡(54.46坪) / SINCE Code LCCMモデルプラン値) で、どちらも特定の商品・プランの値だから。商品が変われば同じ値にならない。

  3. 初期保証が終わったあと、保証を続けるために必要な点検・補修の内容と費用を書面で見せてください。

    なぜ聞くか:旭化成ホームズ 30年、トヨタホーム 40年(対象商品はアトリスプラン・エースを選択したシンセ・LQ・エスパシオシリーズ / 屋根は粘土瓦+高耐久ルーフィングの指定 / 沿岸地域(海岸から1,000m以内)は対象外 / トップライト・フラットルーフは免責。フラットルーフはアトリスプランでも初期30年) と公開されていますが、延長のときに必要になる工事の仕様・個別の金額・免責の範囲までは、公開情報に書かれていないため。

  4. 家を建てる土地では、どの商品と工法が選べますか。その地域で選べない商品があるなら、先に外したうえで見積りを出してもらえますか。

    なぜ聞くか:商品ごとに販売地域が公表されていて、Asu-hausは東京都城南・城西地区と都下の一部の先行限定販売、RATIUS|GRは発売時の公表で関東・東海・関西・山陽の一部・九州北部、エスパシオ・ジーティーは2025年発売時点で東京・埼玉・千葉・神奈川の島しょ部を除くエリア、モクアは地域限定商品と書かれています。対応エリアの23都府県・30都道府県という数だけでは、その土地でどの商品になるかが決まらないため。

  5. 検討している商品の保証書には、構造・防水・設備・シロアリのそれぞれで何年と書かれますか。その保証の対象になる条件と、契約書に出てくる会社名も合わせて見せてもらえますか。

    なぜ聞くか:部位ごとの年数の分け方が両社で違い、旭化成ホームズ側は公式サイトの注記で、2017年10月以降にヘーベルハウスの請負契約を締結し、原則として同社所定の定期点検を受けることが条件だと書かれています。トヨタホーム側は会社データに、保証延長の条件として契約販売店による定期点検と必要なメンテナンス・補修が挙げられています。旭化成ホームズ側の契約主体を示す記述は会社データに無いので、契約書の名義は書面で確かめる必要があるため。

  6. 点検は何年目まで費用がかからず、どこから有料になりますか。点検を受けるだけでは保証が続かない場合、必要な補修は誰の負担になりますか。

    なぜ聞くか:旭化成ホームズは60年無料点検を運用していますが、構造と防水を30年目より先へ続けるには、所定の点検に加えて同社が指定する有償補修が要ると公式に注記されています。トヨタホームは生涯点検制度を公開する一方、30年目以降に保証延長を希望しない場合は以降の点検が有料になると書かれ、点検が無料だという記述は会社データにありません。無料の点検と無償の補修は別のものだから。

  7. 検討している商品で、住宅性能表示制度による耐震等級の評価書は取れますか。取る場合、等級はいくつになりますか。引渡し前に気密(C値)を測りますか。

    なぜ聞くか:旭化成ホームズ側の等級3と耐風等級2はAsu-hausについて公式リリースで示された値、トヨタホーム側の等級3はシンセ・コードのモデルとエスパシオ・ジーティーで個別に確認された値で、評価根拠には全商品一律の標準とは確認できずと書かれています。気密は旭化成ホームズ側の0.2がAsu-hausの公称値で主力鉄骨商品は非公表、トヨタホーム側は商品別C値と全棟気密測定の明示が確認に至らないと書かれています。会社単位の表記と、自分の家で取る等級・測る数値は別のため。

この2社以外とも比べる

比較表では最大4社まで並べられます。会社を入れ替えても、項目はこのページと同じです。

出典と確認日

このページの数値は、下の会社ページに掲載している公開情報から取っています。数値の元になった各社の公式ページは、会社ページの出典欄に記載しています。

このページの情報は2026年7月28日時点のものです。掲載後に各社が内容を更新している場合があります。

会社データ評価は、各社が公開している情報を同じ基準で整理・採点したものです。採点方法を見る