坪単価の元になっている数字が違う
- 一条工務店
- 50〜105万円/坪外部参考値
- 株式会社土屋ホーム
- 52〜81万円/坪外部参考値
数字は算出元と適用条件をそろえて読んでください。
札幌に本社を置いて北海道と東北を主軸に据える会社と、沖縄県と高知県を除く45都道府県に展示場を持つ会社の組み合わせで、この2社は断熱の数値をそのまま突き合わせることができません。断熱等性能等級の基準になるUA値は省エネ基準の地域区分ごとに別々の値が定められていて、国土交通省の解説にも「地域ごとにUA値とηAC値の等級の基準値を定めています」と書かれています(2026年8月20日確認)。株式会社土屋ホームの0.19は、公式が「基準の厳しい北海道エリアにおいて断熱等級7をクリアする」値として、Premier仕様・札幌市内のモデル・2024年2月の実証という条件つきで示した数字ですが、一条工務店の0.25に公式が添えているのは「※弊社モデルプランによる算出。」の一文だけで、どの地域区分で計算したのかは見当たりませんでした。耐震の等級と、条件を満たしたときに届く保証の上限は、2社とも同じ数字を掲げていますが、公式での書かれ方までそろっているわけではありません。
どちらが優れているかの判定はしていません。数値の対象になる商品やプランは会社ごとに違うので、 同じ条件で出した見積りを比べたものとしては読まないでください。
数字は算出元と適用条件をそろえて読んでください。
どちらも会社全体の平均とは限りません。値は出所の適用条件と合わせて読んでください。
ICHIJO Co., Ltd.
株式会社一条工務店。公式の会社概要では設立が1978年9月、本社が東京都江東区木場5-10-10、代表取締役社長が牧野克彦です。同じページの資本金2億5,460万円・従業員約7,600名・売上高約6,251億円には「株式会社一条工務店だけでなくグループ関連企業なども含めた、2026年3月31日現在の数字です」という但し書きが付いていて、1社だけの数字ではありません(2026年8月20日確認)。会社データ側の資本金2億7,460万円・従業員約7,100名・売上高5,664億円は、いま公式に出ている数字とそろっていません。公式の事業ドメインのページには、地域名の付いたグループ関連企業が営業エリアつきで並んでいて、建てる県によっては窓口になる法人が変わります。ただし誰が契約の相手になるのかまでは、そのページに書かれていません。施工については、品質管理のページが「直接契約・責任施工」を掲げ、「下請けや孫請けに丸投げするのではなく、私たち一条工務店グループの工事スタッフが最後まで責任をもって施工します」と書いています。
TSUCHIYA HOME CO.,LTD.
株式会社土屋ホーム。公式の会社概要は、創業を1969年6月12日、設立を2017年10月13日として別々に載せています。本社は北海道札幌市北区北9条西3丁目、資本金1億円、従業員数507名(2024年11月現在)、建設業許可は特定建設業国土交通大臣許可(特-4)第26926号で、このページに売上高の記載はありません(2026年8月20日確認)。株式は非上場で、グループの持株会社が自社の会社概要に「1996年8月、東証第二部、札証に株式上場」と書いていますが、いまの市場区分の名前と証券コードは、そのページからは読み取れませんでした。事業は注文住宅の設計施工のほかに、アパート・マンション・ビルの建築と、インテリア・エクステリアの設計施工も含みます。
両社そろって公開している項目だけを取り上げています。値の出所と適用条件は「項目ごとに並べて確認する」に書いています。
「30秒で分かる違い」に出した5件を除いた残りです。
両社そろって公開されている項目だけを 12 行並べています。 どちらも公開していない項目と、片方だけの任意項目は、並べても比較にならないので出していません。 数値の下にあるのが、その値の出所と適用条件です。
→ 横にスクロールすると株式会社土屋ホームの列が見えます。項目名の列は左に残ります。
| 項目 | 一条工務店 | 株式会社土屋ホーム |
|---|---|---|
| 坪単価の目安会社ごとに算出の元が違います。同じ条件の見積り比較ではありません | 50〜105万円/坪外部参考値 | 52〜81万円/坪外部参考値 |
| 構造の種別 | 木造 | 木造 |
| 公開されている工法の表記 | 枠組壁工法系 | 木造軸組系 |
| UA値数値が小さいほど熱が逃げにくい。会社全体の平均ではなく、下に書いた出所の条件での値です | 0.25W/㎡K / i-smart モデルプラン | 0.19W/㎡K / Premier仕様 / 当社札幌市内実証実験住宅 / プランにより0.19に満たない場合あり |
| 断熱等性能等級会社が公開している表記のままです。「等級6」と「等級6相当」は同じではありません | 断熱等性能等級6–7(等級6は枠組壁工法商品に限る / 等級7はグラン・スマート・アイ・スマート)地域により対応商品が一部異なる / 建築地・プラン・採用仕様により等級6・等級7を満たせない場合あり | 断熱等性能等級7(CARDINAL HOUSE BES-T019 / 北海道エリア / Premier仕様 UA値0.19)プランによりUA値0.19に満たない場合あり / 断熱性能基準のUA値は地域区分により異なる |
| C値(気密)数値が小さいほど隙間が少ない | 0.59㎠/㎡ / 平均実測値 | 0.38㎠/㎡ / 実測平均 |
| 耐震会社が公開している表記のままです。「等級3」と「等級3相当」は同じではありません | 耐震等級3 | 耐震等級3 |
| 公開されている保証の表記会社ページに載っている文言そのままです | 最長30年 / 条件付き延長 | 構造10年 / 条件付き最長30年基礎・構造躯体・雨漏り等は住宅品質確保法に基づく10年 / 必要なメンテナンス(有償)を経て引渡しから最長30年(条件あり) |
| 条件付きの最長保証表示年数は、会社が示す条件を満たしたときに届く上限です。条件と対象部位は会社ごとに違うため、保証書で確認してください | 30年 | 30年 |
| 主な商品ラインナップ | グラン・スマート・アイ・スマート・HUGme | CARDINAL HOUSE・LIZNAS・CARDINAL HOUSE BES-T019 |
| 設計の自由度 | 自由設計に対応 | 自由設計に対応 |
| 情報の確認日 | 2026年7月28日 | 2026年7月28日 |
一条工務店は50〜105万円/坪(外部参考値)、株式会社土屋ホームは52〜81万円/坪(外部参考値)。税区分と価格基準がそろっていることを確認できないため、共通区間は算出していません。
付帯工事・諸費用・外構・税の扱いは、両社から同じ条件の見積書を取り、内訳を確認してください。
外部参考値の坪単価レンジ:50〜105万円
外部参考値の坪単価レンジ:52〜81万円
一条工務店は45都道府県(沖縄県・高知県を除く / 拠点数 約510はグループ関連企業なども含む公式統計(2026年3月31日現在) / 公式展示場検索の掲載も45都道府県)、株式会社土屋ホームは会社データの対応エリア値を同じ基準で突き合わせられないため、この比較では並べていません。何を数えた値かは会社ごとに違うため、建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください。
値の性格は会社ごとに違います。特定の商品・プランの値、実測の平均、 制度の基準に合わせた値などがあります。その値が何のものかは「項目ごとに並べて確認する」に書いています。
節目:0年 引渡し / 10年 フィルター10年分無償提供 / 30年 条件を満たした場合の保証延長の上限
節目:0年 引渡し / 6ヶ月・12ヶ月・23ヶ月 無料点検 / 10年 構造初期保証満了 / 延長条件確認 / 5年・10年・15年 無料診断 / 20年・25年は有料点検 / 30年 条件付き保証延長上限
上に出ているのは、各社が公開している保証の枠組みです。一条工務店は、 対象部位の内訳と有償メンテナンスの中身を「保証書で書面確認が前提」としていて、 会社ページの範囲では部位ごとの内訳までは分かりません。 延長のときに必要になる工事の仕様・個別の金額・免責の範囲は、どちらの公開情報にも書かれていません。 契約前に保証書で対象と条件を確認してください。
設計の自由度は、一条工務店 自由設計に対応 / 株式会社土屋ホーム 自由設計に対応 です。
総合的にどちらが良いかは決めていません。優先する条件を先に決めたときに、公開情報のうえで候補として残しやすいのはどちらか、という整理です。
坪単価の目安は、一条工務店 50〜105万円/坪、株式会社土屋ホーム 52〜81万円/坪 です。どちらも一部の商品で公式の金額を出しています。付帯工事・諸費用・外構・税の扱いは、両社から同じ条件の見積書を取り、内訳を確認してください。
UA値は 一条工務店 0.25(W/㎡K / i-smart モデルプラン) / 株式会社土屋ホーム 0.19(W/㎡K / Premier仕様 / 当社札幌市内実証実験住宅 / プランにより0.19に満たない場合あり)。ただしどちらも出所の条件つきの値なので、検討する商品でも同じ値になるかを確認してからでないと、この軸では選べません。
公開されている保証の表記は、一条工務店 最長30年 / 条件付き延長、株式会社土屋ホーム 構造10年 / 条件付き最長30年 です。年数だけでなく、延長に必要な点検・補修の内容と費用まで含めて比べないと差が分かりません。
断熱の数値は、建築地の地域区分とセットでないと読めません。断熱等性能等級の基準になるUA値は地域区分ごとに別の値が定められていて、寒い地域ほど求められる数値は小さくなります。株式会社土屋ホームの0.19は、公式が「基準の厳しい北海道エリアにおいて断熱等級7をクリアするUA値0.19W/㎡・Kの家を実現」と書いた数字で、Premier仕様・札幌市内のモデル・2024年2月の実証という条件が付き、会社データにも「プランで変動」と添えられています。一条工務店の0.25に公式が添えているのは「※弊社モデルプランによる算出。」の一文だけで、どの地域区分で計算したのかは公式にも会社データにも見当たりませんでした(2026年8月20日確認)。株式会社土屋ホームの断熱等性能等級7と、一条工務店の「等級6は枠組壁工法商品に限る / 等級7はグラン・スマート・アイ・スマート」という表示も、地域区分が変われば同じ等級に必要な数値が変わるので、大小として引き算しないでください。
一条工務店の会社データは、0.25という数値に「HEAT20 G3 水準」という説明を添えています。2026年8月20日に公式のZEH解説ページを2つ開いて確かめたところ、0.25という数値そのものは「一条のアイ・スマートは、このUA値が0.25W/m2・K ※。北海道で求められる断熱条件をも標準仕様でクリアしています。」という形で載っていました。ただし添えられていたのは「※弊社モデルプランによる算出。」の一文だけで、どちらのページもHEAT20にもG1・G2・G3にも触れていません。同じページにある「延床面積:45.31坪」「建築地:名古屋」は【冷暖房費算出条件】として書かれた数字で、UA値の算出条件ではありません。公式がG3に触れているのは断熱等級7の対応開始を知らせた別のページで、そこでの書き方は「『断熱等級7』は、HEAT20・G3グレードと同等レベルとされており…断熱性能と言われています」という伝聞の形なので、会社データの「HEAT20 G3 水準」という言い切りとはそろっていません。
気密の 0.59 と 0.38 は、測った母集団が違います。株式会社土屋ホームの0.38には「2017年11月〜2018年10月までの北海道地区(札幌・千歳・岩見沢・苫小牧)における226棟の施工棟数の気密測定平均値になります。」という但し書きが付き、期間も地域も棟数も分かります。一条工務店の0.59のほうは、公式の高気密構造のページが「平均実測値」と書くだけで、対象の棟数も時期も書かれていません。会社データが添えている「Ⅲ地域以南」という限定も、2026年8月20日に同じページを見た範囲では本文に見当たらず、代わりに書かれていたのは、その値の対応商品が4つに限られることでした。そろっていない母集団どうしの数字なので、差をそのまま隙間の少なさの差として読まないでください。
耐震について、2社の会社データはどちらも「住宅性能表示制度 等級3」という同じ表記を持っています。ところが2026年8月20日に両社の公式ページを見た範囲では、どちらにも「住宅性能表示制度」や「性能評価書」という言葉が見当たりませんでした。書かれている中身もそろっていません。一条工務店の耐震ページは「この最高等級の耐震性能をすべての商品タイプ、建物において「標準仕様」で実現しています」と書き、さらに上に置いた「2倍耐震」については採用できる商品を注記で限っています。株式会社土屋ホームは「許容応力度計算を全棟で採用」と書きつつ、同じページに「許容応力度計算実施率(2024年) 99.45%」という数字を載せています。制度の評価書が出るかどうかは、商品とプランごとに書面で確かめてください。
どちらの会社も、条件を満たしたときに届く保証の上限として30年という年数を掲げていますが、そこへ届くまでの起点は同じではありません。一条工務店の公式アフターサポートに載っているのは「安心30年長期保証」という呼び名と、15年目の無料点検で有償メンテナンス工事が必要と認められた場合に最長30年目まで延長できるという運用で、無条件に付く初期保証が何年なのかは書かれておらず、「短期保証は商品によって保証期間が異なります。」とだけあります。株式会社土屋ホームは公式図版で、基礎・構造躯体・雨漏り等を住宅品質確保法に基づく10年とし、必要な有償メンテナンスを経て引渡しから最長30年へ延長する運用を示しています。同じ30年という数字でも、一条工務店は無条件の初期年数を公式で明示していない一方、土屋ホームは法律に基づく10年を起点にしているため、同じ内容の保証として読まないでください。一条工務店の公式アフターサポートに年数として載っているのは、換気システムのフィルター10年分の無償提供と、15年目の無償点検、そして条件を満たしたときの最長30年目までで、2026年8月20日に見たかぎり、20年目や50年目を点検や保証の節目として示す記載は見当たりませんでした。土屋ホームは6ヶ月・12ヶ月・23ヶ月の点検と5年・10年・15年の診断まで無料、20年・25年は有料点検です。何年目にどんな工事が必要かは、どちらの会社についても書面で確かめてください。
工法の表記は、設計のうえでの構法を示すもので、現場で誰が建てるかまでは表していません。ここは2社で書かれ方が大きく違います。一条工務店は品質管理のページで「直接契約・責任施工」を掲げ、「下請けや孫請けに丸投げするのではなく、私たち一条工務店グループの工事スタッフが最後まで責任をもって施工します」と書いています。株式会社土屋ホームは構造の技術ページの注記に「※地域により指定研修を受けた協力業者が施工する場合がございます。」とあり、さらに共同建築事業の紹介ページでは、構造計算と基礎・躯体の施工を別の会社が担うこと、北海道エリアではその部分も自社が担うことを、公式に書き分けています。建築予定地でどちらの体制になるのかは、公開されている構法の表記からは分かりません。
坪単価として挙がっている 50〜105万円 と 52〜81万円 は、どちらも外部の参考値で、同じ調査の数字ではありません。株式会社土屋ホームの52〜81万円は、会社データがアンケートの参考値として平均68.7万円と併記し、公式が坪単価として採った値ではないと明記しているものです。一条工務店の50〜105万円も、公式の商品ページに坪単価の掲載はなく、外部のポータルから拾ったレンジです。しかも公式が金額を出しているのは坪あたりの単価ではなく1棟の本体価格のほうで、株式会社土屋ホームは「1,727万円〜(税込1899万円〜)」と税別と税込を併記しているのに対し、一条工務店の「1490万円から」には税込か税別かが書かれていません(2026年8月20日確認)。数値が近く見えても、同じ条件でそろえた金額ではありません。
公開情報だけでは埋まらないところです。同じ質問を両社にすると、返ってくる形で比べられます。
この坪単価は本体価格と総額のどちらですか。付帯工事・諸費用・外構・税の扱いを見積書の内訳で確認してください。
なぜ聞くか:一条工務店 50〜105万円/坪(外部参考値) と 株式会社土屋ホーム 52〜81万円/坪(外部参考値) だけでは、付帯工事・諸費用・外構・税を含む総額が分からないから。
検討している商品では、UA値はいくつになりますか。標準仕様ですか、オプションですか。
なぜ聞くか:値は 一条工務店 0.25(W/㎡K / i-smart モデルプラン)、株式会社土屋ホーム 0.19(W/㎡K / Premier仕様 / 当社札幌市内実証実験住宅 / プランにより0.19に満たない場合あり) で、どちらも出所の条件つきの値で、条件が変われば同じ値にならないから。
無条件で付く初期保証は、構造と防水それぞれ何年ですか。最長30年に届くまでに必要な点検と工事の内容・時期・費用を、保証書の写しと一緒に書面で出してもらえますか。
なぜ聞くか:条件を満たしたときに届く上限として2社とも30年を掲げていますが、一条工務店は無条件の初期年数を公式で明示せず、土屋ホームは住宅品質確保法に基づく10年を起点としているためです。年数だけでは、延長のときに必要な工事の中身も免責の範囲も分かりません。
建築予定地の省エネ基準地域区分はいくつですか。その地域区分で検討中のプランを計算したUA値はいくつになりますか。外皮計算書で出してもらえますか。
なぜ聞くか:等級の基準になるUA値は地域区分ごとに違い、片方は条件を明記したモデルの値、もう片方は地域区分の分からない値だからです。
建築予定地では、契約する会社と、構造計算・基礎・躯体を施工する会社は、それぞれどこになりますか。書面で示してもらえますか。
なぜ聞くか:片方は地域名の付いたグループ関連企業が営業エリアつきで公開されていて、もう片方は地域によって協力業者が施工する場合があると注記し、エリアによっては構造計算と基礎・躯体を別の会社が担う体制を公式に書いています。
建築予定地は施工の対象に入りますか。入る場合、その地域での標準仕様と、本体価格に含まれる範囲は、公式サイトに出ている内容と同じですか。
なぜ聞くか:対応エリアとして挙がっている数字は展示場や支店の所在地から数えた値で、施工できる地域を示したものではありません。片方の商品ページには本体価格について「エリアにより含まれる内容が異なります。」という注記もあります。
比較表では最大4社まで並べられます。会社を入れ替えても、項目はこのページと同じです。
このページの数値は、下の会社ページに掲載している公開情報から取っています。数値の元になった各社の公式ページは、会社ページの出典欄に記載しています。
このページの情報は2026年7月28日時点のものです。掲載後に各社が内容を更新している場合があります。
会社データ評価は、各社が公開している情報を同じ基準で整理・採点したものです。採点方法を見る