構造・工法の書かれ方が違う
- 木下工務店
- 木造(DUOフレームⅡ全棟標準)
- タマホーム
- 木造
木下工務店は正本上、非上場で木下グループ傘下に置かれる注文住宅事業会社です。タマホームは正本上、親会社を持たない独立上場会社です。両社とも木造注文住宅と自由設計の商品を扱いますが、資本系列、施工範囲、商品ごとの価格と性能の開示方法が異なります。会社規模や単一の性能数値だけで決めず、建築予定地で契約できる商品を特定し、同じ見積条件と保証書で比べてください。
どちらが優れているかの判定はしていません。数値の対象になる商品やプランは会社ごとに違うので、 同じ条件で出した見積りを比べたものとしては読まないでください。
どちらも会社全体の平均とは限りません。値は出所の適用条件と合わせて読んでください。
Kinoshita Koumuten Co., Ltd.
株式会社木下工務店。正本では木下グループ傘下の非上場会社とされ、注文住宅・土地分譲・土地活用を手がけています。注文住宅の対応エリアは13都府県という表記ですが、正本の都府県一覧は宮城県・福岡県の2件しかなく、詳細な施工範囲は正本に記載が無い状態です。
Tama Home Co., Ltd.
タマホーム株式会社。正本では東証プライムと福岡証券取引所に上場する独立上場会社とされ、木造軸組の注文住宅を主力にしています。対応エリアは全国47都道府県という表記ですが、住所ごとの施工条件は正本に記載が無いため個別確認が必要です。
両社そろって公開している項目だけを取り上げています。値の出所と適用条件は「項目ごとに並べて確認する」に書いています。
「30秒で分かる違い」に出した4件を除いた残りです。
この表では、両社がともに公開している項目を並べています。 数値の下には、その値の出所と適用条件を記載しています。
→ 横にスクロールするとタマホームの列が見えます。項目名の列は左に残ります。
| 項目 | 木下工務店 | タマホーム |
|---|---|---|
| 構造の種別 | 木造(DUOフレームⅡ全棟標準) | 木造 |
| 公開されている工法の表記 | 2×4工法 / 木造軸組(DUOフレームⅡ全棟標準) | 木造軸組在来工法 |
| UA値数値が小さいほど熱が逃げにくい。会社全体の平均ではなく、下に書いた出所の条件での値です | 0.18(SSシリーズ「断熱の家」公式商品ページの訴求値)W/㎡K | 0.23W/㎡K(笑顔の家 / 断熱地域区分6・7地域での水準値 / UA値はプラン・その他諸条件により異なる) |
| 断熱等性能等級会社が公開している表記のままです。「等級6」と「等級6相当」は同じではありません | 7(デュラウォール2 / 断熱等級7対応 / 2024年度グッドデザイン賞受賞の45分準耐火W断熱外壁) | 5(大安心の家シリーズ / 断熱等性能等級5対応 / 有価証券報告書記載) |
| 耐震会社が公開している表記のままです。「等級3」と「等級3相当」は同じではありません | 耐震等級DUO Ⅱ(DUOフレームⅡ全棟標準 / 2025年度グッドデザイン賞受賞 / 実験で揺れ幅75%低減の公式記載) | 耐震等級3(大安心の家・笑顔の家・木望の家 / プランや仕様により変更になる場合あり)(震度7想定 / 壁倍率5倍 / タマホームオリジナルダンパー採用商品あり) |
| 初期保証 | 35年(構造35年 / 防水35年 / サポートワイド70は構造躯体と防水について初期保証35年を運用します / 35年目以降は定期点検と必要な有料メンテナンスを実施することで保証期間が更新され、最長70年まで延長されます) | 20年(大安心の家が対象) |
| 公開されている保証の表記会社ページに載っている文言そのままです | 構造35年 / 防水35年(35年目以降は定期点検と必要な有料メンテナンスを実施することで保証期間が更新され、最長70年まで延長されます) | 構造・防水・防蟻 初期20年(大安心の家) / 条件付き最長60年(定期点検と必要に応じた有償メンテナンスが条件 / 長期優良住宅認定を受けた建物。認定外は最長30年) |
| 条件付きの最長保証表示年数は、会社が示す条件を満たしたときに届く上限です。条件と対象部位は会社ごとに違うため、保証書で確認してください | サポートワイド70:条件付き最長70年(35年目以降の定期点検・必要な有料メンテナンス・10年ごとの防蟻工事が条件 / 一部商品・仕様はサポートワイド50〈最長50年〉) | 60年(大安心の家 / 長期優良住宅認定を受けた建物 / 定期点検と必要に応じた有償メンテナンスが条件) |
| 主な商品ラインナップ | スマイテ・アーバングランシス・グラシヤス | 大安心の家・笑顔の家・大地の家 |
| 設計の自由度 | 自由設計に対応 | 自由設計に対応 |
| 対応する家のタイプ | 狭小住宅 | 平屋 |
| 情報の確認日 | 2026年7月28日 | 2026年7月28日 |
木下工務店とタマホームの価格は、税区分と価格基準がそろわず、同じ条件では比べられません。
木下工務店とタマホームの対応エリアは同じ条件では比べられません。建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください。
値の性格は会社ごとに違います。特定の商品・プランの値、実測の平均、 制度の基準に合わせた値などがあります。その値が何のものかは「項目ごとに並べて確認する」に書いています。
節目:0年 引渡し / 10年 10年ごとの無償点検開始 / 35年 構造・防水 初期保証満了 / 50年 延長期 / 有料メンテで継続 / 70年 最長保証上限
節目:0年 引渡し / 20年 構造・防水・防蟻 初期保証満了 / 30年 通常運用 最長保証 / 60年 長期優良住宅認定 / 条件付き延長上限
上に出ているのは、各社が公開している保証の枠組みです。対象の部位・延長の前提・点検の節目は 各社が公開していますが、対象部位の完全な内訳と、延長のときに必要になる工事の仕様・ 個別の金額・免責の範囲までは書かれていません。契約前に保証書で確認してください。
設計の自由度は、木下工務店 自由設計に対応 / タマホーム 自由設計に対応 です。
総合的にどちらが良いかは決めていません。優先する条件を先に決めたときに、公開情報のうえで候補として残しやすいのはどちらか、という整理です。
UA値は 木下工務店 0.18(SSシリーズ「断熱の家」公式商品ページの訴求値)(W/㎡K) / タマホーム 0.23W/㎡K(笑顔の家 / 断熱地域区分6・7地域での水準値 / UA値はプラン・その他諸条件により異なる)。ただしどちらも出所の条件つきの値なので、検討する商品でも同じ値になるかを確認してからでないと、この軸では選べません。
初期保証は、木下工務店 35年(構造35年 / 防水35年 / サポートワイド70は構造躯体と防水について初期保証35年を運用します / 35年目以降は定期点検と必要な有料メンテナンスを実施することで保証期間が更新され、最長70年まで延長されます)、タマホーム 20年(大安心の家が対象) です。年数だけでなく、延長に必要な点検・補修の内容と費用まで含めて比べないと差が分かりません。
木下工務店 木造(DUOフレームⅡ全棟標準) / タマホーム 木造。希望する構造を扱っているかで候補が変わります。
価格の数字は同じ基準ではありません。木下工務店の1,606万円〜はスマイテの税別本体価格で、税込は1,766.6万円〜です。正本の45〜65万円/坪はその公式本体価格から作った目安で、公式公表坪単価ではありません。タマホームの46.7〜87.3万円/坪と56.5〜83.8万円/坪は外部ポータル参考値で、企業公式値としては扱えません。
UA値0.18と0.23は会社全体の値ではありません。木下工務店の0.18はSSシリーズ「断熱の家」、タマホームの0.23は「笑顔の家」の値です。後者のG3水準表記は断熱地域区分6・7地域で、プラン等によっても変わります。
断熱等性能等級の7と5も商品条件が違います。木下工務店のスマイテは一部オプションが必要で、防火条件・建築地・ベースプランからの変更により等級7を取得できない場合があります。タマホームの5は大安心の家シリーズの表記で、別商品へ一律に広げないでください。
保証は初期年数と条件付き上限を分けてください。木下工務店は構造・防水の初期35年と条件付き最長70年ですが、一部商品・仕様は50年保証です。タマホームは初期20年で、大安心の家の最長60年は長期優良住宅認定、定期点検、有償メンテナンスの継続が条件となり、認定外は最長30年、地盤は最長20年です。
保証の適用時期を推定しないでください。両社とも正本には、どの契約日・申込日・引渡日から現行保証が適用されるかの記載が無い状態です。契約予定日と商品名を入れた保証条件を書面で確認してください。
施工範囲の読み方も違います。木下工務店は13都府県という公開表記に対し、正本の都府県一覧が宮城県・福岡県の2件しかなく不整合です。タマホームは47都道府県という表記ですが、住所ごとの施工条件は正本に記載が無いため、展示場の所在地や数だけで建築可否を判断しないでください。
公開情報だけでは埋まらないところです。同じ質問を両社にすると、返ってくる形で比べられます。
検討している商品では、UA値はいくつになりますか。標準仕様ですか、オプションですか。
なぜ聞くか:値は 木下工務店 0.18(SSシリーズ「断熱の家」公式商品ページの訴求値)(W/㎡K)、タマホーム 0.23W/㎡K(笑顔の家 / 断熱地域区分6・7地域での水準値 / UA値はプラン・その他諸条件により異なる) で、どちらも出所の条件つきの値で、条件が変われば同じ値にならないから。
初期保証が終わったあと、保証を続けるために必要な点検・補修の内容と費用を書面で見せてください。
なぜ聞くか:初期保証は、木下工務店 35年(構造35年 / 防水35年 / サポートワイド70は構造躯体と防水について初期保証35年を運用します / 35年目以降は定期点検と必要な有料メンテナンスを実施することで保証期間が更新され、最長70年まで延長されます)、タマホーム 20年(大安心の家が対象) です。この年数だけでは、延長のときに必要になる工事の仕様・個別の金額・免責の範囲が分からないため。
建築予定地の住所は施工対象ですか。対象外条件や追加の運搬・寒冷地・離島費用も含めて書面で示せますか。
なぜ聞くか:木下工務店は公開表記13都府県に対して正本の都府県一覧が2件しかなく、タマホームも住所ごとの施工条件は正本に記載が無いためです。
同じ延床面積と間取りで、本体価格・付帯工事・地盤改良・外構・諸費用・オプション・消費税を分けた見積書を出せますか。
なぜ聞くか:木下工務店の公表額はスマイテの税別本体価格の下限で、タマホームの正本にある価格レンジは企業公式値ではなく、同じ基準の数字ではないためです。
提案商品のUA値、断熱等性能等級、耐震等級、工法は、建築地と確定プランでいくつですか。標準・オプション・取得予定の評価書を分けて仕様書に記載できますか。
なぜ聞くか:公開性能値は商品、地域、防火条件、プラン変更、オプションの条件が異なり、会社全体の一律仕様ではないためです。
契約予定日と商品に適用される保証書・約款を示し、初期保証の部位、延長上限、無料点検、有料点検、有償メンテナンス、防蟻工事の時期と費用目安を一覧にできますか。
なぜ聞くか:両社とも新保証の開始月は確認できますが、正本に適用契約日の境界がなく、初期・延長・無料・有料の条件も異なるためです。
比較表では最大4社まで並べられます。会社を入れ替えても、項目はこのページと同じです。
このページの数値は、下の会社ページに掲載している公開情報から取っています。数値の元になった各社の公式ページは、会社ページの出典欄に記載しています。
このページの情報は2026年7月28日時点のものです。掲載後に各社が内容を更新している場合があります。
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