一条工務店の坪単価はどのくらい?商品ごとの価格と総額の違い

一条工務店で建てると、坪単価はいくらになるのでしょうか。この記事は、一条工務店を候補に入れて予算を考え始めた方や、展示場へ行く前に商品ごとの価格の違いを知りたい方のために書きました。
イエベースの会社ページにある参考値では、一条工務店の坪単価は50〜105万円/坪が目安です。
この記事でわかること
- 主な商品ごとの参考坪単価と、資料による価格の幅
- 本体工事費に含まれる工事
- 土地・工事・ローン・入居後の費用を、払う時期とあわせて考える方法
見積もりを取る前に、何をそろえて比べればよいかも見えてきます。総予算の組み方を一緒に考えたいときは、宅建士・FPが答えるオンライン30分の無料相談もあります。
目次
一条工務店の坪単価はいくら?
一条工務店の坪単価は、イエベースの一条工務店の会社ページに載せている参考値で50〜105万円/坪です。
費用の範囲が違う数字が混ざっているため、含まれる工事や税区分は見積もりで確認します。
50〜105万円は会社ページにある参考価格
50万円と105万円では開きが大きく、自分の家がどのあたりに入るのか見当をつけにくい方もいるはずです。
坪単価には、本体工事費を建物の坪数で割った値がよく使われます。ただし、費用の内訳や分類の基準は住宅会社によって違うと、一条工務店の住宅購入費用の解説にも書かれています。
住宅情報サイトの価格帯と費用範囲はどう違う?
住宅情報サイト2つの2026年の掲載では、一条工務店の坪単価は70〜110万円/坪と50〜110万円/坪の2通りです。会社ページの価格帯とは、出典が違う参考値です。
70〜110万円/坪の資料は、本体工事費を対象にしています。付帯工事費や諸費用、外構は含まず、税込か税抜かの記載もありません。
50〜110万円/坪の資料には、どの費用を含むかが書かれていません。一条工務店の費用解説では、本体工事費のほかに付帯工事費と別途工事費も区別しています。
一般的な分け方では、仮設工事は本体工事費に含まれる工事です。付帯工事費には、地盤調査や給排水・ガスの工事、現場監督の人件費などが入ります。別途工事費の例は、地盤改良工事や外構・造園工事です。
どれが正しいかを決めるより、何を含んだ数字なのかを見るほうが予算づくりに役立ちます。
展示場で坪単価の話が出たら、付帯工事や外構が入った数字か、税込か税抜かを聞いてみてください。条件をそろえた数字どうしなら、資料の幅と見積もりを並べて見比べられます。
商品ごとの坪単価はどのくらい違う?
参考坪単価は、主な商品ごとに違います。
各商品の幅は、両方の資料に載っている最も低い金額から最も高い金額までです。
商品別の目安と出典ごとの価格の幅
どの商品を展示場で見るか決める前に価格帯を並べておくと、話を聞くときの手がかりになります。金額はどれも1坪あたりで、グラン・スマートの一方の掲載だけが2025年、残りはすべて2026年の掲載です。
| 商品名 | 参考坪単価 | 住宅情報サイト2つの掲載価格 | 掲載の年 |
|---|---|---|---|
| HUGme | 50〜80万円 | 65〜80万円・50〜60万円 | 2026年 |
| グラン・スマート | 75〜105万円 | 85万〜105万円・75〜105万円 | 2026年・2025年 |
| アイ・スマート | 75〜100万円 | 75〜95万円・約75〜100万円 | 2026年 |
| グラン・セゾン | 80〜110万円 | 80〜100万円・80〜110万円 | 2026年 |
| アイ・キューブ | 50〜80万円 | 50〜65万円・65〜80万円 | 2026年 |
| セゾン | 60〜90万円 | 60〜70万円・70〜90万円 | 2026年 |
| セゾンA | 45〜85万円 | 45〜60万円・70〜85万円 | 2026年 |
| ブリアール | 60〜80万円 | 60〜80万円・60〜80万円 | 2026年 |
| 百年 | 75〜90万円 | 75〜90万円・80〜90万円 | 2026年 |
一条工務店の標準仕様は、商品の種類や建築条件によって異なります。
グラン・セゾンの上限110万円とセゾンAの下限45万円は、会社ページの50〜105万円の外にあります。
公式の本体価格と参考坪単価を分けて読む
HUGmeは、公式の価格表示がある商品です。一条工務店が載せている『HUGme説明会』では、本体価格は1,490万円から、税込で1,639万円からと案内されています。
この価格は、表の50〜80万円/坪とは別の種類の数字です。
HUGmeの商品ページには、本体価格に含まれない費用も書かれています。敷地調査や建築確認申請、仮設工事、外構工事、屋外給排水工事、オプション仕様、照明、家具、家電、登記などです。
除かれる費用がはっきりしているので、開始価格に足していく費用を順に書き出せます。表示された本体価格を出発点に、入居までにかかる費用を足して予算を考えます。
表のほかの商品の数字は、2つの住宅情報サイトに載った価格を合わせた参考値です。
公式の本体価格も住宅情報サイトの参考値も、見積もりを頼む前の下調べに使う数字です。
標準仕様は希望する商品とプランで比べる
展示場やカタログで見た設備が、そのまま標準で付いてくるのかは気になるところです。
一条工務店の標準仕様のページは、標準仕様が商品タイプや建築条件によって異なり、内容と写真には一部オプション仕様を含むと断っています。標準仕様とは、住宅会社がそれぞれ独自の基準で選んだ設備や仕様のことです。
グラン・スマートとアイ・スマートは、断熱等級7が標準と案内されています。断熱等級とは、建物の断熱性のレベルを評価して表示するものです。ただ、どちらも建築地やプラン、採用する仕様によっては対応できないこともあるとされています。
全館床暖房も、この両商品のページで、リビングから廊下、トイレ、浴室まで生活スペースのほとんどをカバーすると紹介されている設備です。ほかの商品でも同じ内容が標準とは限らないので、商品ごとに尋ねると比べやすくなります。
HUGmeのページでは100通りのプランを紹介する一方で、プランによって選べない設備仕様や、法令や地域の事情で建てられないプランがあると説明しています。改良や廃番で、仕様が予告なく変わることもあるという注意書き付きです。
展示場で設備を見るときは、それが商品やプランごとの標準なのかを確かめておくのが、見積もりとの食い違いを防ぐ近道です。
一条工務店の費用の解説では、追加費用を出して変える設備や仕様をオプションと呼び、外壁タイルや無垢フローリング、太陽光発電システムを例に挙げています。
候補の商品とプランを絞ったら、採用する設備の条件をそろえて見積もりを比べます。
30坪・35坪・40坪の計算上の目安
会社ページの参考値50〜105万円/坪で試算すると、30坪は1,500万〜3,150万円、35坪は1,750万〜3,675万円、40坪は2,000万〜4,200万円です。
どれも1坪あたりの参考額に建物の広さを掛けた試算で、土地代・付帯工事・諸費用は含みません。メーカーが示したプランの販売額ではなく、見積書や契約書に書かれる金額とも区別が必要です。
広さ別の数字があると、間取りと予算を結びつけて考えやすくなります。
参考坪単価50〜105万円を使った計算例
35坪前後で間取りを考えているなら、表の35坪の行の数字が参考になります。
| 建物の坪数 | 計算式 | 計算上の本体価格 |
|---|---|---|
| 30坪 | 50〜105万円×30坪 | 1,500万〜3,150万円 |
| 35坪 | 50〜105万円×35坪 | 1,750万〜3,675万円 |
| 40坪 | 50〜105万円×40坪 | 2,000万〜4,200万円 |
計算に使ったのは会社ページの掲載額で、各商品の最低額や最高額を示した表ではありません。セゾンAの45〜85万円/坪やグラン・セゾンの80〜110万円/坪のような商品別の幅とは、分けて読みます。
坪数が増えるほど、下限と上限の開きも大きくなる計算です。広さを決める段階で、上限に近い金額でも家計が回るかを見ておけば、見積もりが出たあとに計画を立て直すことが少なくなります。
候補の商品があるなら、その参考坪単価と予定している建物の広さを掛け合わせ、商品別の目安を出してみます。
計算した金額と個別の見積額を区別する
表の下限を見て、この金額なら手が届きそうだと感じた方もいるかもしれません。
ただ、見積もりと比べるときは、見積書の坪数がどの面積をもとにしているかも聞いておきたい点です。坪数の数え方がそろっていれば、表の金額と見積額の差も読みやすくなります。
一条工務店の諸費用の解説でも、土地を買う場合は別にその費用がかかると注意を促しています。表の金額を、そのまま家づくりの予算の上限にしないことが大切です。
同じ解説によると、かかる費用は土地を持っているかどうかで変わります。土地を買う場合は購入費のほかに、不動産会社の仲介があるときは仲介手数料も必要です。
建替えの場合や古屋のある土地では、建物の解体撤去費用もかかります。これらは、土地探しから始める方や建替えを考える方が、本体価格とは別に予算に入れる費用です。
入居までの総額は、この表の本体価格だけでは決まりません。土地代や別途の工事費を順に足していくと、ようやく全体の金額が見えてきます。
坪単価から総額を考えるには?見積もりの比べ方
家づくりの総額は、建物本体の代金に、付帯・別途工事の費用、設備の追加分、諸費用を足して考えます。土地も買う場合は、その代金も含めます。坪単価は、このうち建物本体の部分を見るための数字です。
本体価格に一律の割合を掛けて総額を出すと、建てる場所や土地の条件による差が見えにくくなります。費用の項目ごとに金額を出してもらうほうが、予算のずれも早く見つかります。
土地代と別途費用を本体価格に加える
土地探しから始める場合と、建てる土地がすでにある場合とでは、用意する費用が同じではありません。一条工務店の住宅購入費用の解説でも、土地を持っているかどうかで必要な費用が変わると説明しています。
本体価格のほかに見込んでおきたい費用を、この解説の分け方で並べると次のとおりです。
- 付帯工事費:ガスや給排水の工事、地盤の調査、現場監督の人件費など工事現場を管理するための費用
- 別途工事費:地盤改良工事、外構・造園工事など
- 設備の設置費:照明器具やエアコン機器、カーテンなど、かかることもある費用
- 諸費用:住宅ローンを使うときの融資事務手数料や火災保険料、地鎮祭や上棟祭を行うときの費用、仮住まいや引越しの費用
- 土地の費用:土地を買うときの購入費、仲介があるときの仲介手数料、建替えや古屋のある土地での解体撤去費用
一般的な分け方では、仮設工事は本体工事費に含まれます。HUGmeでは仮設工事の代金が本体価格の対象外なので、費目の一般的な分け方より、その商品の価格条件を優先して確認します。
照明やカーテン、エアコンも、本体価格に入っているかどうかで総額が動きやすい費用です。HUGmeの本体価格には照明や家具、家電が入っていないので、入居の日までにそろえるものを早めにリストにしておきます。
建物に消費税がかかることも、この解説が触れている点です。地鎮祭や上棟祭のように、行うかどうかで変わる費用は、家族の予定に合わせて入れるかを決めます。
費用の範囲・面積・税区分をそろえて比べる
見積もりを2つ並べても、合計の金額だけではどちらが安いのか判断しにくいことがあります。
比べるときに大切なのは、工事・設備の内訳と、坪単価を出すときの面積をそろえることです。税込か税抜か、別に払う費用や金額が決まっていない項目があるかも確認します。
比較に使う建物面積が違うと、同じ家でも坪単価が変わります。
税込の価格とは、消費税額と地方消費税額を含めた価格のことです。税込と書かれた金額にもう一度消費税を足すと、予算が実際よりふくらんで見えるので気をつけます。
費目の重なりも、見落としやすい点です。同じ工事が本体価格と別途工事の両方に入っていないかを見ながら、総額に含まれる費用と別に払う費用を分けて書き出すと、もれが減ります。
見積書に別途や未定と書かれた項目があれば、いつ金額が決まるのかも聞いておきます。地盤改良や外構のように、あとから金額が固まる費用ほど、総予算が動く原因になりやすいためです。
価格のほかに、建てた人の受け止め方や契約前の注意点も気になる方は、一条工務店の評判・口コミの記事もあわせて読んでみてください。
見積もりの内訳に抜けがないか、本体以外も含めた総額がいくらになりそうかは、無料相談で一緒に見直せます。宅建士・FPがオンラインで30分お話を聞き、営業電話もかけません。
宅建士・FPが考える住宅ローンと入居後の家計
家づくりの予算は、建てるときに払う金額に加えて、いつ払うかと、住み始めてから毎年かかるお金まで並べると無理が出にくくなります。宅建士として契約の中身を、FPとして家計を見る立場から、私はこの順番で考えています。
土地と工事の支払時期を資金計画に入れる
土地を買って建てる場合、お金を払う場面は土地の代金と工事の代金とで分かれるのが一般的です。すでに土地がある場合も、工事の代金を分けて払う契約なら考え方は変わりません。
仲介で土地を買うときは、売買契約を結ぶ前に重要事項説明書が渡され、宅建士から説明があります。説明には建ぺい率や容積率の制限も入っているので、30坪や40坪の家がその土地に建つかをこの段階で聞いておくと、計画を練り直す手間が減ります。
土地の売買代金を払うのは、売買契約で決めた時期です。仲介手数料は、土地の売買を仲介した不動産会社に払う費用です。古屋の建っている土地なら解体撤去費用もかかるため、土地の代金と並べて予定に入れておきます。
工事の請負契約では、請負代金をいつ、どう払うかを決めておきます。何回に分けて、どの時期に払うかは契約によって違うので、書面で見ておきたい項目です。
請負契約の書面では、代金と支払いの時期のほか、追加や変更の工事が出たときの扱いにも目を通しておきましょう。
契約の前に支払いの時期と回数を書面で見ておけば、手元のお金が足りなくなる場面を前もって避けやすくなります。
工事の請負代金のほかにも、条件しだいで払う費用があります。地鎮祭や上棟祭を行うなら、その費用も必要です。仮住まいや引越しが要るときは、その費用も工事の代金とは別に見込みます。
毎月の返済と入居後の支出を一緒に考える
住宅ローンをいくら借りられるかより、毎月いくらなら返し続けられるかが気になる方も多いはずです。
私が資金計画を考えるときは、予算全体と自己資金に加え、生活のために残すお金と月々の返済額を一覧にします。そこに毎月の生活費と、教育費や車の買い替えのような将来の支出を重ねて、返し続けても家計が回るかを見ていきます。
借入の上限は金融機関の審査で決まりますが、無理のない返済額は家計ごとに違う数字です。
一条工務店の諸費用の解説ページでは、入居後に毎年かかる維持費として固定資産税・都市計画税を挙げています。
長く住むうちに、給湯器やエアコンには交換の時期が来るものです。国土交通省の資料でも交換を見込む設備として挙げられているので、毎月少しずつ積み立てておくと大きな出費の年に慌てずに済みます。
グラン・スマートやアイ・スマートの全館床暖房のように家全体で使う設備を選ぶときは、毎月の光熱費も家計の表に入れておくと、入居後の暮らしを具体的に描きやすくなります。
総額と毎月の返済のつり合いを、ひとりで決めきるのは難しいと感じるかもしれません。建物本体以外の費用も含めた総額と、無理のない返済計画は、無料相談でFPの視点から一緒に整理します。
よくある質問
見積もりの前に、土地の面積や別途費用、標準仕様についても確かめておきたいところです。
坪単価の計算に土地の面積を使いますか?
いいえ、土地ではなく建物の広さを坪で表して計算します。土地の広さは敷地面積という別の数字で表すので、家の広さとは分けて見ましょう。見積もりでどの建物面積を使っているかは、担当者に聞いておくと話が早く進みます。
土地を持っていても地盤改良費はかかりますか?
はい、土地があっても必要になることがある費用です。地盤改良工事は、一般的な費用の分け方では別途工事費に入ります。HUGmeでは、建てる場所の条件によって地盤改良や基礎の追加工事が必要になることもあると、公式ページで案内しています。土地を持っているかどうかより、建てる場所の地盤で決まる費用として予算に入れておくのが無難です。
展示場の設備はすべて標準仕様ですか?
いいえ、標準仕様の掲載内容にはオプションも含まれ、展示場で見られる仕様も場所によって違います。一条工務店の標準仕様のページは、展示場によって見られる標準仕様が異なり、一部に古い仕様が残っている場合があると案内しています。標準仕様は商品タイプや建築条件でも変わり、廃盤で販売できない設備仕様が載っていることもあるので注意が必要です。気に入った設備は、見積もりの段階で標準かオプションかを一つずつ確かめておくと迷わずに済みます。
HUGmeではすべてのキャンペーンや割引を使えますか?
すべては使えず、対象外のキャンペーンや割引もあります。HUGmeの商品ページに、一部のキャンペーン及び割引は利用できないという注意書きがあるためです。どの制度が対象外かはページだけではわからないので、使いたい割引があれば、見積もりを頼む前に対象かどうかを聞いておくと予算のずれを防げます。割引を前提に資金計画を組むなら、なおさら早めの確認が欠かせません。
まとめ
一条工務店の坪単価は、イエベースの会社ページの参考値で50〜105万円/坪が目安です。
参考坪単価は、選ぶ商品によって変わります。
1坪あたりの参考額と建物の広さを掛け合わせると、30坪で1,500万〜3,150万円、35坪で1,750万〜3,675万円、40坪で2,000万〜4,200万円です。
HUGmeの公式の本体価格は1,490万円からで、敷地調査や外構工事などは含まれていません。
総額は、本体価格に付帯工事や別途工事、設備、諸費用、土地の費用を足して考えます。土地と工事の代金をいつ払うかは契約で決まるので、入居後の税金や設備費まで並べると家計の見通しが立ちます。
予算を決めるときは、土地を持っているか、どこに建てるか、どの商品や設備を選ぶかを伝えて見積もりを頼みましょう。比べるときは、税込・税抜の表示と、工事や設備の内訳をそろえます。
家づくりに使う予算と月々の返済を一緒に考えたい方には、宅建士・FPが対応する30分のオンライン無料相談があります。相談では宅建士・FPがお話を聞き、契約を急がせることもありません。





